授業コード 92153000 クラス
科目名 社会心理学特殊研究研究指導 単位数 4
担当者 中西 大輔 履修期 年間授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 社会心理学研究
授業の概要 毎回リサーチミーティグを行うことにより進行する。研究のテーマは社会心理学 (小集団の意思決定/問題解決、社会的影響) および進化心理学の領域から選択する。研究内容は、必ず実証科学的な研究計画に基づく必要がある (実験、調査、コンピューターシミュレーション等)。研究成果は学会 (日本心理学会、日本社会心理学会、日本人間行動進化学会など) で報告し、学会誌に論文として投稿する。
学習の到達目標 査読誌に論文を投稿し、掲載されること。
授業計画 第1回 リサーチミーティング (1) 研究の関心についてヒヤリングし、議論する
第2回 リサーチミーティング (2) 1回目の議論に基づいて、研究領域を決定する
第3回 レビューするべき文献のリストを作成する (1)
第4回 レビューするべき文献のリストを作成する (2)
第5回 文献レビュー (1) 文献レビューを行う (前半)
第6回 文献レビュー (2) 文献レビューを行う (後半)
第7回 研究計画の立案 (1) 文献レビューに基づき、研究計画を立案する
第8回 研究計画の立案 (2) 立案した研究計画について議論する
第9回 研究計画の立案 (3) 議論に基づき、研究計画を改善する
第10回 研究計画の決定: 研究計画を確定し、レジュメにまとめる
第11回 実験・調査マテリアルの作成 (1) 研究計画に基づき、実験・調査マテリアルを作成する (前半)
第12回 実験・調査マテリアルの作成 (2) 研究計画に基づき、実験・調査マテリアルを作成する (後半)
第13回 実験・調査マテリアルの確認: 問題点がないか検討する (必要に応じて研究倫理審査の書類作成)
第14回 実験・調査の実施 (1)
第15回 実験・調査の実施 (2)
第16回 実験・調査データ分析 (1) データクリーニング
第17回 実験・調査データ分析 (2) 記述統計、仮説検証
第18回 論文執筆準備及び学会発表準備 (1) 実験・調査結果をまとめる
第19回 論文執筆準備及び学会発表準備 (2) 実験・調査結果の図表作成などの可視化
第20回 論文執筆準備及び学会発表準備 (3) データ分析の確認作業 (複数の統計パッケージを使っての検証)
第21回 再現性確保のためのデータ整形 (データ公開のための作業、OSFなどの解説)
第22回 論文執筆作業 (1) 実験・調査結果に基づいて執筆する
第23回 論文執筆作業 (2) 実験・調査結果に基づいて執筆する (教員のフィードバックに基づいて改稿)
第24回 論文執筆作業 (3) 必要に応じて文献レビューを増やす (特に考察部分について)
第25回 論文執筆作業 (4) 仕上げ
第26回 論文投稿準備 (1) 投稿先の決定、投稿先に応じた論文の整形作業
第27回 論文投稿準備 (2) 投稿先の決定、投稿先に応じた論文の整形作業
第28回 学会発表の準備、本研究の博士論文の中での位置づけについて議論 (1)
第29回 学会発表の準備、本研究の博士論文の中での位置づけについて議論 (2)
第30回 まとめ
授業外学習の課題 論文レビューやデータ分析などを授業外に行うことを求める。
履修上の注意事項 履修者は必ず学会発表を行い、論文を執筆すること。

【変更】第13、14、15回目の内容はMoodleでの課題をもってかえる。
前期はZoom、後期は対面で行う。Moodleを用いる。
成績評価の方法・基準 以下の観点に従って評価する。それぞれの観点について各25点で評価し、90点以上がAA、80
点以上がA、70点以上がB、60点以上がC、60点未満がDとする。

・研究の進捗状況
・学会発表の準備状況
・投稿論文の準備状況
・文献レビューの状況
テキスト なし
参考文献 安藤清志・村田光二・沼崎誠 (2017). 社会心理学研究入門 補訂新版 東京大学出版会
主な関連科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
課題のフィードバックや質問、相談等はMoodleやSlackを用いて対応する。必要に応じて面談を行う。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文科学研究科D心理学専攻 2017~2020 1-3