授業コード 91211500 クラス
科目名 経営分析論研究Ⅱ 単位数 2
担当者 政岡 孝宏 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 経営分析に関する応用的知識と技術の修得(Advanced Course for Financial Statement AnalysisⅡ)
授業の概要 景気の先行きが不透明な昨今では、中小企業はもちろんのこと、大企業の倒産ですら珍しいことではなくなりました。このような社会情勢のなか、企業の善し悪しを判断する際に経験や勘だけに頼るのは危険です。また企業のホームページに掲載される経営者のメッセージや経済誌に記載されるアナリストの分析結果を鵜呑みにするのも、大学卒業レベルとしてはいささか心許ないといえるでしょう。
この授業では、経営分析論研究Ⅰに引き続き、企業を多角的に分析するための技術、とりわけ企業価値評価を中心に学んでもらいます。
学習の到達目標 経営分析に関する応用的技術を身につけ、多角的な企業分析ができるようになること。
授業計画 第1回 イントロダクション
第2回 今なぜ企業価値か
第3回 資金の時間価値
第4回 企業価値とは
第5回 FCF
第6回 割引率と資本コスト
第7回 WACCとFCFの整合性
第8回 利益とは何か
第9回 利益とCFの不一致
第10回 運転資本と減価償却費
第11回 FCFとC/S
第12回 意思決定
第13回 投資の評価指標
第14回 企業価値と投資の関係
第15回 意思決定問題のタイプ
授業外学習の課題 経営分析の技術を磨くには、現実社会の企業の動きを知ることが重要です。新聞等での情報収集を怠らないようにして下さい。授業時間外の学習に要する目安時間は、会計学に関する基礎知識の程度にもよりますが、おおむね3時間程度です。
履修上の注意事項 この授業は文献探求形式で行います。初回だけはmeetでガイダンスを行います。初回のガイダンスで資料を配付するとともに参加者の割り当てを決定します。割り当てられた箇所についてそれぞれレジュメを作成し、Google Classroomの指定箇所にアップロードしてください。アップロードされたレジュメについて、Classroom上で質疑を行います。
成績評価の方法・基準 発表内容50%、平常点50%で評価します。
テキスト 初回の授業で指示します。
参考文献 授業中に適宜紹介します。
主な関連科目 会計学原理研究、財務会計論研究などの会計関連科目。
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業の開始前後、あるいはメールにて質問を受け付けます。なお、水曜日の13時~14時をオフィス・アワー(研究室)としています。必ず3号館1階受付で在室確認の上、訪問するようにしてください。出張・委員会等で不在の場合もあるので、メール等での事前連絡が望ましいです。
ミニッツペーパー等で寄せられた質問については、原則として翌週の授業の冒頭に回答します。また、授業中に課した課題については、個別にフィードバックします。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
商学研究科M経営学専攻 2018~2020 1・2