授業コード | 91210600 | クラス | |
科目名 | 財務会計論研究Ⅰ | 単位数 | 2 |
担当者 | 新野 正晶 | 履修期 | 前期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 財務会計の基礎概念と会計基準との関係 |
授業の概要 | 企業会計は、企業と利害関係者(ステークホルダー)とを媒介する「事業の言語」といわれる。この視点から、現代企業会計のあるべき姿について考察する。 特に前期は、財務会計の概念フレームワークについて、わが国の企業会計基準委員会(ASBJ)が公表している『討議資料 財務会計の概念フレームワーク』を取り上げ、その内容を確認し、検討を加える。なおこれに関連して、海外の動向についても言及する。 |
学習の到達目標 | ・財務会計の社会的役割について理解ができる。 ・会計基準形成に必要な会計観と財務会計の基礎概念について理解ができる。 |
授業計画 | 第1回 | 現代企業会計理論の基礎的視座 |
第2回 | 会計基準形成の変遷と会計基礎論 | |
第3回 | 財務会計の概念フレームワークの意義 | |
第4回 | 我が国の概念フレームワークについて(1) ―「前文」― |
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第5回 | 我が国の概念フレームワークについて(2) ―「財務報告の目的」-(その1:内容把握) |
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第6回 | 我が国の概念フレームワークについて(3) ―「財務報告の目的」-(その2:論点整理と考察) |
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第7回 | 我が国の概念フレームワークについて(4) ―「会計情報の質的特性-(その1:内容把握) |
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第8回 | 我が国の概念フレームワークについて(4) ―「会計情報の質的特性」―(その2:論点整理と考察) |
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第9回 | 我が国の概念フレームワークについて(5) ―「財務諸表の構成要素」-(その1:内容把握) |
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第10回 | 我が国の概念フレームワークについて(6) ―「財務諸表の構成要素」-(その2:論点整理と考察) |
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第11回 | 我が国の概念フレームワークについて(7) ―「財務諸表における認識と測定」-(その1:内容把握) |
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第12回 | 我が国の概念フレームワークについて(8) ―「財務諸表における認識と測定」-(その2:論点整理と考察) |
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第13回 | 会計観と会計基準形成との関係(1) ― 収益費用観と資産負債観について― |
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第14回 | 会計観と会計基準形成との関係(2) ― ホーリスティック観について― |
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第15回 | まとめ ―財務会計の社会的役割について考える― 学生による発表とディスカッション。担当教員から学生へのフィードバック。 |
授業外学習の課題 | 案内する資料や参考文献は事前に読んでくること。 |
履修上の注意事項 | ・企業会計とくに財務会計に関するニュース記事、専門誌の論文等に関心を寄せ、自ら調べてみること。 ・レポート課題に真剣に取り組み、期限内に提出すること。 ・授業全体を通して、アクセス状況、課題提出を重視します。 授業はTeamsを使って、オンライン(同時双方向)で行います。 ・第13回「会計観と会計基準形成との関係(1)」の授業については、レポート課題に代えます。また第15回「まとめ」の授業については、オンライン(同時双方向)での授業を行うとともに、レポートを課します。いずれも、レポートについては授業中に指示します。 |
成績評価の方法・基準 | 出席状況・授業参加度 70%およびレポート課題(学生は課題を提出して、授業内でフィードバックを受ける。;講義内容に関する質疑応答も含む)30%。 |
テキスト | 企業会計基準委員会『討議資料 財務会計の概念フレームワーク』2006年12月.その他は必要に応じて案内する。 |
参考文献 | 斎藤静樹編著『詳解「討議資料 財務会計の概念フレームワーク」(第2版)』中央経済社,2007年11月. 中央経済社編『会計法規集(第11版)』中央経済社,2019年9月(最新版を参考にすること). その他は必要に応じて案内する。 |
主な関連科目 | 財務会計論研究Ⅱ、会計学原理研究Ⅰ、会計学原理研究Ⅱ、税務会計論研究Ⅰ、税務会計論研究Ⅱほか会計学分野の科目 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
授業の終了後に応じる。 |
URLリンク | 企業会計基準委員会 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
商学研究科M経営学専攻 | - | 2018~2020 | 1・2 |