授業コード | 91207900 | クラス | |
科目名 | 経営財務論研究Ⅱ | 単位数 | 2 |
担当者 | 大塚 建司 | 履修期 | 後期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 企業財務論研究Ⅱ Corporate Finance Ⅱ |
授業の概要 | 非対面授業で行います。 --------------------- ①この授業はアクティブ・ラーニング(Active Learning 学生主体の学び)を取り入れた授業形式で行います。具体的には各発表者はパワーポイントで画面を作成し、プレゼンを行います。また、プレゼンを聞いている学生は、質問をすることで授業に参加します。 ②経営財務論研究Ⅱの授業では資本市場と企業とのかかわり、設備投資、資金調達、投資決定などを主要テーマとします。設備投資の場合には、費用対効果の観点から利益がプラスであれば投資を実行するというのが、今までの考え方でした。しかし、世界的なコロナの感染拡大を受けて、政治経済の仕組みが大きく変わりました。米トランプ政権はウィグルでの人権問題を根拠に、中国本土からの外国企業の撤退を強く求めています。中国市場は米国に次いで大きいので企業はなかなか決断しにくいのですが、すでに日本企業の場合には政府の補助金を得て87社が今年度、中国から撤退しました。つまり、儲かるならば市場に参入するという、教科書的な考えは、もはや通用しなくなりました。この授業では資本市場を通して世界情勢を見極め、そして教科書的な投資決定や資金調達などを学習します。 ③この授業では主として資金調達と投資決定にかかわる諸問題を取り扱います。 |
学習の到達目標 | ①世界の政治・経済の動きについての知識が深まり、社会情勢についての基礎的な理解力を高めることができます。 ②企業経営を資金という側面から学習することで、株式会社についての理解を深めることができます。 ③株式や社債などの投資についての知識が増えることで、企業の余剰資金をどのように活用すべきかということについての知識を深めることができます。 |
授業計画 | 第1回 | ガイダンス |
第2回 | 株式市場の動向、資金計画の重要性、資金繰り表 | |
第3回 | 株式市場の動向、資金管理のポイント、資金繰りによる経営破綻 | |
第4回 | 株式市場の動向、正味現在価値、割引率 | |
第5回 | 株式市場の動向、内部利益率、内部利益率の問題点 | |
第6回 | 株式市場の動向、投資決の基準、投資決定の事例研究(グループワーク) | |
第7回 | 株式市場の動向、投資決定の事例研究(プレゼンテーション) | |
第8回 | 株式市場の動向、投資決定の事例研究(プレゼンテーション) | |
第9回 | 株式市場の動向、キャツシュフロー、EVA、資金調達 | |
第10回 | 株式市場の動向、株式、社債 | |
第11回 | 株式市場の動向、借り入れ、株主利益 | |
第12回 | 株式市場の動向、ベンチャーキャピタル、最適資本構成 | |
第13回 | 株式市場の動向、配当金、日本企業の配当政策(事例研究) | |
第14回 | 株式市場の動向、M&A | |
第15回 | まとめ |
授業外学習の課題 | 毎回の授業について少なくとも事前に1時間の予習をしておいてください。 この授業を理解するためには経済学や経営学の基礎的な知識が必要なので、第1回目の授業が始まる前にこれらの分野についてのテキストを読み返しておいてください。 現代社会との対比において学習するので、日経新聞を毎日、読む習慣を身につけてください。 |
履修上の注意事項 | 授業は出席を重視します。一回も休むことのないよう、授業に臨んでください |
成績評価の方法・基準 | 定期試験は行いません。 授業への取り組み(40%)、プレゼンテーション(60%)で総合的に評価します。 |
テキスト | 適宜、資料を配布します。 |
参考文献 | 参考文献 山倉健嗣(編集),「ガイダンス 現代経営学 (日本語) 」,中央経済社,2015年7月 |
主な関連科目 | 経営財務論研究Ⅰ |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
質問は授業時間中に積極的に行ってください。 その他の個別の質問は授業終了後にお願いします。 月曜日の2時間目と昼休みはオフィスアワーとして、研究室で質問に対応します。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
商学研究科M経営学専攻 | - | 2018~2020 | 1・2 |