授業コード 90713200 クラス
科目名 金融経済分析研究Ⅰ 単位数 2
担当者 劉 亜静 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 金融経済ー理論と実際 Monetary Economics - Theory and Practice
授業の概要 経済、財政、金融、国際金融などの関連分野を紹介しつつ、金融経済の実際を幅広く解説する講義である。金融分野に関連する事例を紹介しながら、その原理も研究分析する。数式は最小限にとどめ、図表を多用することで、実際の関連する金融経済の実態への理解を求める。
学習の到達目標 金融に関連する知識を幅広く理解しながら、金融経済の理論知識だけではなく、実用性も探求する大学院生向けの講義である。
授業計画 第1回 資金循環と資金の過不足
第2回 企業の資金調達と投資
第3回 金融商品のリスク制御と価格計算
第4回 金融機関の仲介機能
第5回 証券会社と証券市場
第6回 金融システムの安定
第7回 金融政策
第8回 中間発表
第9回 財政と財政投融資I:国債市場
第10回 財政と財政投融資II:市場の失敗と財政政策の課題
第11回 ファイナンスの基礎理論I:ポートフォリオ理論
第12回 ファイナンスの基礎理論II:資産選択と資産価格の決定
第13回 貿易・資本移動と外国為替I:国際収支
第14回 貿易・資本移動と外国為替II:外国為替市場
第15回 金融危機の経済学
授業外学習の課題 理論の知識の勉強だけではなく、現実に何が発生したかに関心を持ちながら、金融経済を理解するのは大切である。
履修上の注意事項 1)知識の関連性があるため、途中欠席するとわからなくなるので、必ず毎回出席してください。授業中、一方的に講義をするのではなくて、学生の理解度を把握しながら講義内容を進める。予習、復習をしっかりしてください。その他、討論を展開しながら授業を行うので、金融経済に興味がある方、是非履修してください。
2)「Moodle+同時両方向」の形式で授業を行う。第4回「金融機関の仲介機能」、第6回「金融システムの安定」、第9回「財政と財政投融資I:国債市場」、第11回「ファイナンスの基礎理論I:ポートフォリオ理論」、第12回「ファイナンスの基礎理論II:資産選択と資産価格の決定」の授業について、課題レポートを替える。
成績評価の方法・基準 報告、プレゼンテーション、議論などの内容は60%、レポート40%で評価する。
テキスト 特に指定しない。
参考文献 ①『金融論 ベーシック+(プラス)』,家森信善,中央経済社,2016
②『社会と銀行』,放送大学,吉野直行(編),2014
③『トップアナリストがナビする 金融の「しくみ」と「理論」』,野崎浩成,2015
④『コーポレート・ファイナンス入門』,砂川伸幸,2004
⑤『現代ファイナンス論意思決定のための理論と実践』, Zvi Bodie, Robert C.Merton, David L.Cleeton 達著,
 大前恵一郎訳, 2011
主な関連科目 金融論、金融政策などの関連科目の履修が望ましい。
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
基本的に講義の前後に質問等を受け付ける。それ以外の時間では、事前に連絡すれば対応する。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
経済科学研究科M現代経済システム専攻 2019~2020 1・2