公開用ファイル(授業概要)

授業題目	ゲーム理論と情報経済学の基礎研究
授業の概要	具体的には受講生と相談する。以下は、およその予定である。不完備情報下の寡占市場に特に注目して、各種の経済分析を行う。まず、クールノータイプおよびシュタッケルベルクタイプの二つの複占市場を取り上げ、それぞれについて不完備情報のもたらす影響について分析する。次に、寡占市場を舞台にして、情報と社会的厚生に関する分析を行う。さらに、ミルグロム=ロバーツの制限価格政策モデルを取り扱い、不完備情報下における合併や参入など、産業組織の変動可能性についても分析する。なお、講義は報告･討論の双方向形式で行う。
学習の到達目標	ゲーム理論と情報理論が、寡占にどのように応用されるか確実に理解し、一層の応用を試みる。

授業外学習の課題	第１回目の前に、このシラバスをよく読むこと。第１回目以降、講義終了後、不明なところはないか見直すこと。第15回目が終了したら、まとめのプリント等を見直し、結局自分は何を学んだのか再確認をすること。
履修上の注意事項	学問的性質上、一定水準の数学を用いる。代数学･解析学･確率論等の基礎知識を有することが望ましい。感染症流行に伴い、履修者と相談のうえ、毎回alphaメールを用いて非対面授業とする。
成績評価の方法・基準	平常の成績（小課題・小演習など）で判定する。必要に応じて、単位認定用レポートを提出してもらうこともある。
テキスト	未定。各種の文献を用いる予定。
参考文献	有定愛展『ゲームと情報の経済理論』勁草書房有定愛展・富岡恒雄・田辺拓『経済システム科学と経済情報処理』勁草書房
主な関連科目
オフィスアワー及び質問・相談への対応	非対面授業につき、常時alphaメールで対応する。

■カリキュラム情報