授業コード 90517200 クラス
科目名 アジア地域研究Ⅳ(中央ユーラシア) 単位数 2
担当者 宇野 伸浩 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 モンゴルの遊牧民と遊牧の現在
授業の概要 モンゴル国は、1980年代の経済改革、1990年の人民革命党の一党独裁放棄により、民主化と資本主義化が始まった。遊牧という伝統的生業形態が資本主義化の影響を受け、様々な問題が発生している。また、日本の理系の研究者がモンゴル草原と遊牧の調査を行い、遊牧の科学的研究も進んでいる。近年の研究成果をもとに、モンゴル国の遊牧民の現状と課題を考察する。受講生の関心・研究テーマに応じて、内容を変更することがある。
学習の到達目標 現在のモンゴルの遊牧に関する学術的文献を読み、現状を把握し、その問題点を考察する力を身につける。
授業計画 第1回 イントロダクション
第2回 モンゴル高原の生態系
第3回 モンゴル系遊牧民の伝統的遊牧
第4回 文献購読『モンゴル 草原生態系ネットワークの崩壊と再生』序章
第5回 文献購読『モンゴル 草原生態系ネットワークの崩壊と再生』第1章
第6回 文献購読『モンゴル 草原生態系ネットワークの崩壊と再生』第3章
第7回 文献購読『モンゴル 草原生態系ネットワークの崩壊と再生』第5章
第8回 文献購読『モンゴル 草原生態系ネットワークの崩壊と再生』第6章
第9回 文献購読『モンゴル 草原生態系ネットワークの崩壊と再生』第7章
第10回 文献購読『遊牧の経済』2章
第11回 文献購読『遊牧の経済』4章
第12回 授業外の課題の解説
第13回 授業外の課題の中間発表
第14回 授業外の課題の作成指導
第15回 まとめ
授業外学習の課題 遊牧に関係する専門書や論文を読み、書評あるいはレヴュー論文を作成する。授業で取り上げる文献以外を選択してもよい。文献購読時には、目安として毎回3時間以上の授業外の学習を行って要約を作成し、書評・レヴュー論文作成には、目安として8時間以上の授業外の学習を行って、完成させる。
履修上の注意事項 受講者が、キストの文献を読み、内容を要約して発表し、それをもとに議論をするという形式で進める。関連文献を収集し、紹介すること。
成績評価の方法・基準 授業における取り組み方(50%)と授業外の課題として提出したもの(50%)にもとづき、総合的に評価する。
テキスト 藤田昇ほか『モンゴル 草原生態系ネットワークの崩壊と再生』京都大学学術出版会
湊邦生『遊牧の経済学』晃洋書房
参考文献
主な関連科目 アジア地域研究演習Ⅳ(事例研究)
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
教室あるいは研究室において授業の前後に質問・相談に対応する。
提出された書評・レビュー論文に対して、口頭あるいはメールにてコメントをし、フィードバックを行う。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
法学研究科M国際政治学専攻 2017~2020 1・2