授業コード | 90507700 | クラス | |
科目名 | 国際法研究Ⅰ | 単位数 | 2 |
担当者 | 柳生 一成 | 履修期 | 前期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 国際法基礎研究Ⅰ(Public International Law Ⅰ) |
授業の概要 | 本授業では、少人数による演習形式によって、国際法の理論的基礎を学びます。 現代の国際社会の問題を理解するには、さまざまな視点からの分析が必要です。また、国内の法的問題を考察する際にも、国際法の影響を無視することはできなくなってきています。そこで、授業では、国際社会や国内の問題を国際法の視点から分析するために必要な基礎知識を、テキストを輪読することによって修得します。 各回ごとに報告を担当する履修者を決め、担当者にはテキストの該当箇所を読んだ上で、重要事項をレジュメにまとめてもらいます。担当者は、そのレジュメを基礎として、あるテーマについて授業で紹介を行います。それを受け、教員も含めた履修者で質疑応答を行います。 |
学習の到達目標 | 本授業を履修することによって、 ①国際法を考える際の多様な視点が身に着く ②英語により、国際法の基礎的な文献が理解できるようになる ことが目標です。 |
授業計画 | 第1回 | ガイダンス 授業の進め方、予習・復習の仕方、成績評価について説明します。 |
第2回 | Different Ways of Thinking about International Law | |
第3回 | Traditional Approaches | |
第4回 | Constitutionalism and Global Governance | |
第5回 | Marxism | |
第6回 | The New Haven School | |
第7回 | International Relations and Social Science Methodologies | |
第8回 | Critical Legal Studies and the New Stream | |
第9回 | The Helsinki School | |
第10回 | Feminism | |
第11回 | Third World Approaches | |
第12回 | Legal Pluralism | |
第13回 | Social Idealism | |
第14回 | Law and Economics | |
第15回 | Law and Literature、総括 |
授業外学習の課題 | テキストの指定された部分を正確に読み、重要な点を日本語でまとめてレジュメを作成してください。 さらに必要ならば、指定された参考文献を読み、テキストの該当部分のテーマについてより詳しく調べることが求められます。 授業外の学習時間の目安は60時間です(ただし大学院生ですから、時間の許す限り勉強や研究をして下さい)。 |
履修上の注意事項 | ・テキストとは別に、必ず条約集を持参して下さい(初回ガイダンスで説明します)。 ・国際法の基礎知識があることが望ましいですが、必須とはしません。 ・英文法の正確な知識を必須とします(知識に不安がある場合には、粘り強く復習することを求めます)。 |
成績評価の方法・基準 | 課題への取組み(55%)および授業への参加度(45%)を基礎として、総合的に評価します。 |
テキスト | Andrea Bianchi, International Law Theories: An Inquiry into Different Ways of Thinking (Oxford, 2016), ISBN: 978-0198725121 ※テキストとは別に国際条約集(出版社を問わない)を授業に持参して下さい。 |
参考文献 | 杉原高嶺ほか『現代国際法講義』(有斐閣、2012)などの国際法の体系書・教科書。 ※詳しくは、初回ガイダンスで説明するほか、各回の授業で言及します。 |
主な関連科目 | 国際法演習Ⅰ |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
オフィスアワーのほか、授業後の時間帯などを使って積極的に質問して下さい。 課題に対する講評は、随時行い、第15回授業でも行います。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
法学研究科M国際政治学専攻 | - | 2017~2020 | 1・2 |