| 授業コード | 90334500 | クラス | |
| 科目名 | 臨床心理査定演習Ⅱ | 単位数 | 2 |
| 担当者 | 児玉 恵美 | 履修期 | 後期授業 |
| カリキュラム | ＊下表参考 | 配当年次 | ＊下表参考 |
| 授業題目 | 臨床心理査定演習Ⅱ Seminar in Clinical Psychology Assessment Ⅱ |
| 授業の概要 | 本講義ではまず、心理アセスメントの意義、背景となる理論、留意点や限界について学び、それらを踏まえたうえで、心理アセスメントで使用する検査のうち特にロールシャッハ・テストを取り上げ、受講生自らが実際に施行し、所見を作成し発表する。また他の心理検査とのバッテリーや総合所見の書き方についても学ぶ。 【実務経験内容：精神科の病院やクリニックなど主に医療現場にて、臨床心理面接や臨床心理査定の実施】 |
| 学習の到達目標 | 心理アセスメントの意義や留意点、限界点について理解することができる。またロールシャッハ・テストの実施法・スコアリング・結果の整理法・解釈法について修得することができる。 |
| 授業計画 | 第１回 | オリエンテーション：心理アセスメントとは |
| 第２回 | 心理的アセスメントの意義と留意点 | |
| 第３回 | 心理的アセスメントの基盤となる理論 | |
| 第４回 | 施行方法：ロールシャッハ・テストの検査状況の調整や教示，施行法 | |
| 第５回 | スコアリング（１）領域 | |
| 第６回 | スコアリング（２）反応決定因 | |
| 第７回 | スコアリング（３）反応内容，形態水準 | |
| 第８回 | 結果の整理（１）分類表への記入 | |
| 第９回 | 結果の整理（２）量的分析 | |
| 第１０回 | 解釈法（１）数，時間，決定因，内容の意味づけ | |
| 第１１回 | 解釈法（２）総合解釈 | |
| 第１２回 | ロールシャッハ・テスト事例（１）事例１検討 | |
| 第１３回 | ロールシャッハ・テスト事例（２）事例２検討 | |
| 第１４回 | テストバッテリー | |
| 第１５回 | 総合所見の書き方 |
| 授業外学習の課題 | 実際にロールシャッハ・テストを実施する。その後スコアリング、分析および解釈を行い、結果をまとめて発表のための資料を作成する。 課題に要する時間：約20時間 |
| 履修上の注意事項 | 授業には積極的に参加すること。心理検査の内容や結果を一般に公開したり自分勝手に判断することは厳に慎むこと。 「投影法特論」を修得していなければ履修することができない。 【対面授業】有 【非対面授業】無 ＜非対面授業に変更になった場合＞ 同時双方向：有，オンデマンド：有，課題研究：有 |
| 成績評価の方法・基準 | 【期末試験】無 発表（50％）、平常点（50％）で評価する。 |
| テキスト | 片口安史『改定 新・心理診断法』（金子書房） |
| 参考文献 | 授業中に適宜紹介する。 |
| 主な関連科目 | 投影法特論、臨床心理査定演習Ⅰ |
| オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
質問は講義中に積極的に行うこと オフィスアワーにて個別相談への対応も行う 課題へのフィードバックは授業内に行う |
| 所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
| 人文科学研究科M心理学専攻 | － | 2018～2020 | 1・2 |