授業コード | 90331600 | クラス | |
科目名 | 特別支援教育論Ⅰ | 単位数 | 2 |
担当者 | 堀田 哲一郎 | 履修期 | 前期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 「社会モデル」の観点からの自閉スペクトラム症者の教育・支援の捉え直しとイギリス「障害学」に基づくインクルーシブ教育について学ぶ Learning about the education and support of self-closing spectrum man from the viewpoint of "social model" and about inclusive education based on British "disability studies" |
授業の概要 | 2006年に国連で採択された障害者権利条約は、従来の「医療モデル」から「社会モデル」への転換を促しているといわれている。その発想の根本を学び、自閉スペクトラム症者を事例に採りながら、教育その他の制度における対応について学び、他の様々な障がい種の人々との付き合い方についても考えられるようになってもらいたいと考えている。また、現在の日本で進められている「インクルーシブ教育」の考えは、イギリス「障害学」の観点からは、まだまだ不十分であると批判されており、その成果も学んでいくようにする。 |
学習の到達目標 | 1.「社会モデル」の観点について理解することができる。 2.自閉スペクトラム症者の教育・支援について理解することができる。 |
授業計画 | 第1回 | 障がい者支援・指導・教育の倫理 |
第2回 | いくつかのトピックの検討 | |
第3回 | 自閉スペクトラム症の定義と分類 | |
第4回 | 行政支援 | |
第5回 | 自閉スペクトラム症の医療 | |
第6回 | 自閉スペクトラム症の療育 | |
第7回 | 自閉スペクトラム症の発達促進・心のケアのための心理的技法 | |
第8回 | 家族支援 | |
第9回 | 自閉スペクトラム症の教育 | |
第10回 | 高等学校・大学における自閉スペクトラム症の支援と合理的配慮 | |
第11回 | 自閉スペクトラム症者の就労 | |
第12回 | 社会人自閉スペクトラム症の支援と合理的配慮 | |
第13回 | イギリスの教育システムのなかにおける排除的なインクルージョン | |
第14回 | 生活のなかの支援に関する子どもの視点 | |
第15回 | まとめ |
授業外学習の課題 | レジュメ作成。(少なくとも1時間) |
履修上の注意事項 | 遅刻をしないこと。 【非対面授業】有(同時双方向:有) |
成績評価の方法・基準 | レポートの完成度。 |
テキスト | 金生由紀子他編『自閉スペクトラム症の医療・療育・教育』金芳堂 |
参考文献 | 堀正嗣監訳『ディスアビリティの教育学』現代書館, 高橋三郎他監訳『DSM-5 精神疾患の分類と診断の手引』医学書院 |
主な関連科目 | |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
Eメール(horitate@gmail.com)にて対応する。(試験やレポート等の課題にも対応する) |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
人文科学研究科M教育学専攻 | - | 2018~2020 | 1・2 |