授業コード | 90302400 | クラス | |
科目名 | 精神生理学実験研究Ⅲ | 単位数 | 1 |
担当者 | 古満 伊里 | 履修期 | 前期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 精神生理学実験研究Ⅲ Psychophysiological Research III |
授業の概要 | 履修者の関心のあるテーマにそって精神生理学的手法を用いた研究を実施する。ただし今年度は,コロナウィルスの影響により,対人接触を伴う実験実施が不可能な状況である。よって,精神生理学的手法を用いた実験研究のレビュー論文を作成することを目的とする。 |
学習の到達目標 | 本来のこの授業の到達目標は,「研究成果を関連学会で発表する,あるいは学術雑誌へ投稿する」である。しかしながら今年度の場合,コロナウィルスの影響によりレビュー論文を作成することから,必ずしも学科発表や学術雑誌への投稿を到達目標とはせず,「心理学研究におけるレビュー論文の執筆過程を修得する」ことを到達目標とする。 |
授業計画 | 第1回 | ガイダンス:リサーチ・クエッション,それを明らかにするための精神生理学的方法について |
第2回 | 研究テーマに沿った文献レビュー1:自らの研究テーマの概略を紹介できる文献の提示 | |
第3回 | 研究テーマに沿った文献レビュー2:自らが依拠する実験方法論を紹介できる文献の提示 | |
第4回 | 研究テーマに沿った文献レビュー3:自らの研究テーマ(仮説)を支持する文献の提示 | |
第5回 | 研究テーマに沿った文献レビュー4:自らの研究テーマ(仮説)に対して否定的な文献の提示 | |
第6回 | レビュー論文のテーマ決定 | |
第7回 | 最終的にレビュー論文で使用する文献リストの提出とリストの妥当性についてのディスカッション | |
第8回 | 研究テーマに沿った文献レビュー5:これまでに読み進めた論文における実験手法の大まかな分類 | |
第9回 | 研究テーマに沿った文献レビュー6:これまでに読み進めた論文における実験手法の問題点の列挙 | |
第10回 | 研究テーマに沿った文献レビュー7:これまでに読み進めた論文における結果の概略の発表およびメタ分析の可能性についての検討 | |
第11回 | レビュー論文の序論部分の提出とそれについてのディスカッション | |
第12回 | レビュー論文の方法・結果部分の提出とそれについてのディスカッション | |
第13回 | レビュー論文の考察部分の提出とそれについてのディスカッション | |
第14回 | レビュー論文の全体構成についてのディスカッション | |
第15回 | 論文概要のプレゼンテーション |
授業外学習の課題 | 1.学会発表あるいは論文投稿に向けて自主的・計画的に研究に従事すること。 2.各回の発表資料の準備には90分程度あるいはそれ以上の準備時間を必要とする。 |
履修上の注意事項 | 1.授業はすべてZoomによる双方向授業とする。したがって,提出資料はあらかじめ電子メールに添付して当該授業が始まる前に参加者全員に配布しておくこと。 2.授業内容が「精神生理学研究指導Ⅰ」と重複する部分があることをあらかじめ了解しておいてほしい。これら二つの科目の相違は,本科目があくまでもレビュー論文執筆過程を学修するのに対し,「精神生理学研究指導Ⅰ」では自らが将来的に実施する実験研究の計画立案が主眼となる。 |
成績評価の方法・基準 | 各回の授業における提出物(20%),各回の授業におけるディスカッションへの参加態度(30%),および最終的に提出されたレビュー論文の内容(50%)。 |
テキスト | 使用しない。 |
参考文献 | 必要に応じて提示する。 |
主な関連科目 | 精神生理学Ⅰ,精神生理学Ⅱ,精神生理学実験研究Ⅰ・Ⅱ・Ⅳ |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
1.研究遂行に必要な質問・相談は電子メールによって随時受け付けます。 2.提出物については授業の中で随時コメントするとともに,文章については校正のうえ,1週間後に返却します。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
人文科学研究科M心理学専攻 | - | 2018~2020 | 1・2 |