授業コード 90110900 クラス
科目名 経営財務論特殊研究 単位数 4
担当者 大塚 建司 履修期 年間授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 コーポレート・ファイナンス Corporate Finance
授業の概要 非対面授業で行います。
---------------------
この授業では主として資金調達と投資決定にかかわる諸問題を取り扱います。
統計の知識があれば、理解するのに役立つと思います。
学習の到達目標 ①世界の政治・経済の動きについての知識が深まり、社会情勢についての基礎的な理解力を高めることができます。
②企業経営を資金という側面から学習することで、株式会社についての理解を深めることができます。
③株式や社債などの投資についての知識が増えることで、企業の余剰資金をどのように活用すべきかということについての知識を深めることができます。
授業計画 第1回 ガイダンス
第2回 企業の4形態、企業の所有と支配、株式市場
第3回 企業の財務情報開示、貸借対照表、貸借対照表分析
第4回 損益計算書、キャッシュフロー分析、財務報告の実例
第5回 意思決定の評価法、利子率とお金の時間価値、現在価値とNPV意思決定ルール
第6回 裁定と一物一価の法則、無裁定と証券価格、リスクの価格
第7回 取引費用と裁定、お金の時間軸、時間移動の3つのルール
第8回 前回までの授業内容をまとめてレポートとして提出
第9回 内部利益率、利子率の表示と調整、割引率とローン
第10回 利子率の決定要素、リスクおよび税金、資本の機会費用
第11回 連続利子率とキャッシュフロー、NPVと独立したプロジェクト、内部収益率法
第12回 回収期間法、複数のプロジェクト、資金の制約を伴うプロジェクト
第13回 利益の予測、フリーキャッシュフローとNPVの決定、代替案からの選択
第14回 プロジェクトに関する分析、加速度償却法、債券キャッシュフロー
第15回 債券価格の動的変化、イールドカーブと債権の裁定取引、社債
第16回 先渡し利子率、配当割引モデル、配当割引モデルの適用
第17回 総還元モデルとフリーキャッシュフロー、類似企業に基づく評価、情報と・競争と株価
第18回 リスクとリターンのあらまし、リスクと収益率に用いられる測度、株式と債券の収益率
第19回 リスクと収益率のトレードオフ、共通リスクと個別リスク、株式ポートフォリオにおける分散化
第20回 システマティクリスクの測定、ベータと資本コストの関連性、ポートフォリオの期待収益率
第21回 2社の株式で構成されるポートフォリオの変動性、組み入れ銘柄数の多いポートフォリオ、リスクと収益率
第22回 無リスクの預金と借入、効率的ポートフォリオと資本コスト、資本資産評価モデル
第23回 リスクプレミアムの決定、金利が異なるときのCAPM、株式の資本コスト
第24回 市場ポートフォリオ、ベータの推定、負債の資本コスト
第25回 プロジェクトの資本コスト、プロジェクトのリスク特性と資金調達、CAPM利用ついて熟考
第26回 ベータを予測するための実務的考慮、競争と資本市場、情報と合理的期待
第27回 競争と資本市場、情報と合理的期待、個人投資家の行動
第28回 システマティックな取引バイアス、市場ポートフォリオの効率性、市場効率性論争
第29回 マルチファクターモデル、自己資本による資金調達、負債による資金調達
第30回 レバレッジ、裁定、企業価値
授業外学習の課題 毎回の授業について少なくとも事前に2時間の予習をしておいてください。
この授業を理解するためには経済学や経営学の基礎的な知識が必要なので、第1回目の授業が始まる前にこれらの分野についてのテキストを読み返しておいてください。
履修上の注意事項 現代社会との対比において学習するので、日経新聞を毎日、読んでください。
第8回目の授業はレポート提出に替えます。詳細は授業で説明します。
成績評価の方法・基準 定期試験は行いません。
授業への取り組み(40%)とプレゼンテーション(40%)、レポート(20%)で総合的に評価します。
テキスト 適宜、資料を配布します。
参考文献 ジョナサン・バーク、ピーター・ディマーゾ著、「コーポレートファイナンス入門編」、ピアソン桐原、ISBN 978-4-89471-384-0
主な関連科目 経営財務論研究I、II
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問は授業時間中に積極的に行ってください。
その他の個別の質問は授業終了後にお願いします。
月曜日の2時間目と昼休みはオフィスアワーとして、研究室で質問に対応します。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
商学研究科D経営学専攻 2020~2020 1・2・3