授業コード | 84000700 | クラス | |
科目名 | 幼児心理学演習 | 単位数 | 2 |
担当者 | 中川 伸子 | 履修期 | 前期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 子どもの理解と援助(Understanding Children and Support for them) |
授業の概要 | 保育実践は、目の前にいる子どもを理解することから始まる。そのために、子ども理解の基本的な視点を学ぶ。 次に、「幼児発達心理学」での学習をもとに、生活や遊びをとおして学ぶという幼児期特有の学びの方法や子ども理解に基づく保育の場での発達援助、さらに、保育における連携・協働の重要性などについて、心理学の知識を保育実践と結びつけながら深く学んでいく。 授業はすべて課題研究とし、課題の内容は以下の二通りで実施される。①テキストの該当箇所について要約し、コメントする。②多様な保育実践資料を各回のテーマに基づいて読み解き、各自の意見や気づきをレポートする。いずれの場合も学生自身の主体的・能動的な学習が基本となる。 本科目は、保育士課程科目の一つであり、保育士資格取得のための必修科目である。 |
学習の到達目標 | 1.保育実践において、子ども一人ひとりの発達や学びを把握することの意義や重要性について理解し、それらについて説明することができる。 2.生活や遊びをとおした学びの過程について、基本的な考え方を理解している。 3.子ども理解や保育実践を理解するための具体的な方法について理解している。 4.子ども理解に基づく保育者の援助の基本について理解している。 |
授業計画 | 第1回 | オリエンテーション、子どもの発達と保育実践(1)心理学と保育実践、発達の過程と子ども理解 (テキスト第1章1、2節) |
第2回 | 子どもの発達と保育実践(2)経験をとおした学びと環境構成 (第1章3節) | |
第3回 | 生活や遊びをとおした学び(1)遊びの中での学びと遊びの発達 (第2章2節) | |
第4回 | 生活や遊びをとおした学び(2)生きる力の基礎づくり (第2章3節) | |
第5回 | 生活や遊びをとおした学び(3)育ちを導く保育者の関わり (第1章4節) | |
第6回 | 生活や遊びをとおした学び(4)心の安定をはかり、育ちを支える保育者のかかわり | |
第7回 | 生活や遊びをとおした学び(5)子ども相互のかかわりと子どもの育ち | |
第8回 | 生活や遊びをとおした学び(6)自己統制力を育むかかわり (第1章6節) | |
第9回 | 生活や遊びをとおした学び(7)子どもの生活と学び (第2章1節) | |
第10回 | 保育における発達援助(1)基本的生活習慣の獲得 (第3章1節) | |
第11回 | 保育における発達援助(2)ことばの発達を促すために | |
第12回 | 保育における発達援助(3)特別な配慮を必要とする子どもの理解と援助 | |
第13回 | 保育における連携と子育て支援 | |
第14回 | 観察・記録・評価の重要性とその実際 | |
第15回 | まとめ |
授業外学習の課題 | テキストの該当箇所や配付資料に目を通し、回ごとに指示された課題を遂行すること。必要に応じて他の文献等でテーマや語句等について調べ、記述すること。 【授業外学習時間:3時間】 |
履修上の注意事項 | 授業は、すべて課題研究であり、課題提出(テキストの要約・コメント及びレポート)をもって出欠の判断及び成績評価を行う。 |
成績評価の方法・基準 | レポート提出10回の平均(100点)とテキストの要約・コメント(100点)の平均で評価する。 |
テキスト | 『保育の心理学Ⅱ』 小田 豊監修・丹羽さがの編著 光生館 2012 ISBN978-4-332-51038-3 C3037 ¥1,900E 定価:本体1,900円(税別) |
参考文献 | 杉山弘子「一人ひとりの発達を丁寧に見るとはどういうことか」 季刊保育問題研究 283 pp.23‐33 新読書社 2017 他7編 |
主な関連科目 | 幼児発達心理学 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
課題への質問等については、指示されたアドレス宛にメールすること。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
人文学部教育学科(資格関連科目) | - | 2016~2018 | 3・4 |