授業コード 81104901 クラス 01
科目名 音楽科教育法 単位数 2
担当者 小長野 隆太 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 音楽科教育法
授業の概要  小学校音楽科教育の学習指導計画や評価の内容・方法について解説すると共に,各領域・分野の実践事例を紹介し,創意工夫や指導上の留意点を解説する。そして,履修者はそれまでに学習した内容を踏まえて学習指導案を立案・作成する。
 情報機器の活用方法についても,それぞれの内容に応じて合わせて解説する。
 当該授業は新型コロナウィルス感染拡大防止のために非対面(オンデマンド)型で実施する。
学習の到達目標  小学校音楽科教育における音楽的な教育内容や児童の音楽的行動・能力・環境に関する理解を深めながら,①理論的背景に基づいた,②児童の関心・意欲と能力・技能を獲得させるための,③児童の実態を踏まえた音楽表現(歌唱,器楽,音楽づくり)・鑑賞活動に関する指導法を習得する。
授業計画 第1回 ガイダンス(当該授業の目的,計画など)
第2回 小学校音楽科教育の目的と概要
第3回 音楽科の学習指導計画(1)-教材・題材-
第4回 音楽科の学習指導計画(2)-二本立て方式による授業実践と教材研究-
第5回 音楽科の学習の評価
第6回 「表現-歌唱-」に関する実践事例(1)-発声・合唱に関する授業実践と教材研究-
第7回 「表現-歌唱-」に関する実践事例(2)-表現の工夫を伴う授業実践と教材研究-
「表現-器楽-」に関する実践事例(1)-ソプラノリコーダーを用いた授業実践と教材研究-
第8回 「表現-器楽-」に関する実践事例(2)-楽器を用いない授業実践-
第9回 「表現-音楽づくり-」に関する実践事例(1)-楽器を用いない授業実践と教材研究-
第10回 「表現-音楽づくり-」に関する実践事例(2)-簡易打楽器を用いた授業実践と教材研究-
第11回 「鑑賞」に関する実践事例(1)-共通事項(音楽の仕組み)を学ぶ基礎的な授業実践と教材研究-
第12回 「鑑賞」に関する実践事例(2)-共通事項(音楽の仕組み)を学ぶ応用的な授業実践と教材研究-
第13回 音楽科教育の存在意義(1)-東日本大震災を一例に-
第14回 音楽科教育の存在意義(2)-新型コロナウィルスを一例に-
第15回 学習指導案の立案・計画と授業の総括
授業外学習の課題  学習指導案を立案・作成する際,授業で扱った以外の実践事例もよく調べること。また,ねらいに沿った教材選択や教材研究をしっかりと行うこと。なお,時間は必要に応じて可能な限り行うこと。
履修上の注意事項  当該授業は新型コロナウィルス感染拡大防止のために非対面(オンデマンド)型で実施することから,対面型授業で実施する予定であった模擬授業は行うことができない。したがって,対面型授業で予定していたよりも実践事例を多く紹介すると共に詳細に解説を行うので,オンデマンド型授業形態を活かして実践者・観察者・児童の立場にそれぞれ立って繰り返し復習すること。
成績評価の方法・基準  学期末課題(学習指導案)(50%),学期末課題(レポート)(30%),授業に取り組む姿勢・受講態度(20%)によって総合的に評価する。
 学期末課題は希望者に対して口頭または文書でフィードバックを行う。授業に取り組む姿勢・受講態度は各回の授業の冒頭で行っている前回の授業のフィードバックの際に行う。
テキスト 文部科学省(2018)『小学校学習指導要領解説音楽編』東洋館出版社
吉富功修・三村真弓編著(2017)『小学校音楽科教育法-学力の構築をめざして-』ふくろう出版
参考文献 文部科学省(2018)『小学校学習指導要領』東洋館出版社
初等科音楽教育研究会編(2020)『小学校教員養成課程用 最新 初等科音楽教育法』音楽之友社
主な関連科目 初等教育(音楽)
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
 履修者全体で共有する必要のあるものは各回の授業の冒頭で行っている前回の授業のフィードバックの際に,個別のものはメールで対応する。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文学部人間関係学科教育学専攻(資格関連科目) 2011~2015 3・4
人文学部教育学科(資格関連科目) 2016~2018 3・4