授業コード 70014900 クラス
科目名 キャリアデザイン(ワークルール) 単位数 1
担当者 矢野 秀徳 履修期 第4学期
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 ワークルールについて学ぶ
授業の概要 ワークルールとは「働く上でのルール」、つまり働く側と働かせる側の双方の権利義務について定めた規則のことである。企業間での健全な競争が成立し、労働者が健康で安定した生活を送るためには、両者ともにワークルールを遵守することが必要不可欠である。しかし残念ながら、いわゆる「ブラック企業」のように、働かせる側がワークルールを無視あるいは濫用し、その結果働く側に重大な健康的・経済的被害が生じたという事件は後を絶たない。ブラックな職場にいきなり正面から対峙することはハードルが高く難しいかもしれないが、せめて自分の職場がブラックなのかホワイトなのか、あるいはグレーなのかを判断するための基準や知識ぐらいは身につけておいたほうがよい。それは労働者自身の自衛のためでもあるし、労働社会の健全化のためでもある。

以上のような観点から、この講義は、以下の諸点について理解を深める。
①ワークルールの基礎を学ぶ
②ワークルール違反があった場合の対応機関・相談窓口を知る
③職場を変えざるを得ない場合の窓口を知る
学習の到達目標 ①ワークルールについて理解し、自分の労働環境や処遇が適切かどうかを判断できるようになる。
②労働組合や労働基準監督署、ハローワークといった労働に関する各種機関・団体について理解し、必要に応じて活用できるようにする。
授業計画 第1回 ガイダンスおよびワークルールに関するチェックテスト
第2回 ハラスメントに関するワークルール
第3回 賃金と労働時間に関するワークルール
第4回 その他のワークルール
第5回 ゲストスピーカー①(労働基準監督署)※変更の可能性あり
第6回 ゲストスピーカー②(日本労働組合総連合会(連合))※変更の可能性あり
第7回 ゲストスピーカー③(ハローワーク)※変更の可能性あり
第8回 全体のまとめ
第9回 なし
第10回 なし
第11回 なし
第12回 なし
第13回 なし
第14回 なし
第15回 なし
授業外学習の課題 新聞や雑誌、ネットニュース、テレビなどで、ワークルールや労働環境に関する記事は多く取り上げられている。日ごろからそのような記事を見つけたら読んでおくこと。
授業時に指定した課題を行うこと(1回60分程度)
履修上の注意事項 第5回~第7回の順番については、日程調整のうえ、変更する可能性がある。

【対面授業】無 【非対面授業】有(同時双方向:無、 オンデマンド:有、課題研究:無)
成績評価の方法・基準 【期末試験】有、非対面(オンライン)
期末試験(100%)で評価する。
テキスト 使用しない。授業時に配布するレジュメや資料を基に授業を進める。
参考文献 道幸哲也ほか『ワークルール検定:初級テキスト』旬報社、2015年
主な関連科目 社会政策論 政策特論B(労働政策論) キャリアデザイン
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業前後に対応する。
定期試験については正答例を公表する。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
国際コミュニティ学部国際政治学科(キャリア・実習科目) 2018~2020 2・3・4
国際コミュニティ学部地域行政学科(キャリア・実習科目) 2018~2020 2・3・4