授業コード 70010200 クラス
科目名 行政特論B(公共空間創造論) 単位数 2
担当者 三浦 浩之 他 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 「公共空間」の有り様を考える
授業の概要 われわれが直面している様々な社会問題や自然災害の脅威に対処していくには、都市が多様化し、レジリエンスを獲得することが必要です。そのためには、自治体や大企業の主導ではなく、より多くの市民が直接参画し、自ら支える新たな「公共」の理念が求められています。
この「公共」の理念を問い直すため、「公共空間」の有り様を考えていきます。
公共空間の在り方を提示することで、新しい公共の概念を問い直していきます。それにより、「公共」としての市民・民間主導のまちづくりの構想へと発展させていきます。
学習の到達目標 1.ある社会課題の解決を図るための「公共空間」の有り様を説明できるようになること。
2.「公共」としての市民・民間主導のまちづくりの構想(公共空間の創出と利用)ができるようになること。
授業計画 第1回 <4/23>〔三浦・木原・山川〕
 公共(official、common、open)、公共空間(Public Space)とは
第2回 <4/30>〔木原〕
 「公共」としての市民・民間主導のまちづくりの構想
第3回 <5/7>〔木原〕
 公共空間活用のにぎわいまちづくり~官民連携 (エリアマネジメント)
第4回 <5/14>〔木原〕
 まちづくり拠点の創出(フ―チャーセンター等)
第5回 <5/21>〔三浦〕
 公共空間のリニューアル~水辺(水都大阪)・公園(神戸東遊園地)
第6回 <5/28>〔三浦〕
 街路・広場の果たす役割を考える(1)(うめきた広場)
第7回 <6/4>〔三浦〕
 街路・広場の果たす役割を考える(2)(三宮クロススクエア)
第8回 <6/11>〔木原〕
 公共空間のリニューアル~商店街(横川商店街、久留米まちゼミ、小倉・魚町商店街、大阪・文の里商店街など)
第9回 <6/18>〔三浦〕
 公共空間のリニューアル~住宅団地(千里ニュータウン)
第10回 <6/25>〔山川〕
 公共空間のリニューアル〜「学校を核とした地域づくり」の下で、「地域とともにある学校」を目指して
第11回 <7/2>〔山川〕
 公共空間のリニューアル~公民館の行方
第12回 <7/9>〔三浦〕
 公共空間のリニューアル〜複合化(図書館など)
第13回 <7/16>〔三浦・山川・木原〕
 「公共空間創造」の着想【ワーク】
第14回 【課題研究】「公共空間創造」の構想【ワーク】(プレゼンテーション素材の作成)
第15回 <7/16>〔三浦・山川・木原〕
 「公共空間創造」に関するプレゼンテーションと講評
授業外学習の課題 授業で取り上げた事例については、その取り組みを調べて理解するようにすること。
地域の社会課題を⾃ら発⾒し、ビジョンをもとに着想し、創造性を発揮して、その解決を図るための「公共空間創造」の提案を⾏うため、社会課題を発⾒・探究しておくこと。このための学習の時間は12時間以上が必要と考えます。
履修上の注意事項 最終的には、自分である公共空間を選択し、社会課題の解決を図るための、そのあり様のアイデアをプレゼンテーションしてもらいます。
プレゼンテーションはポスター(イメージ図)にて行ってもらう予定です。

※イメージ図の事例を添付しています(これらは、実社会でのプロポーザルで用いられているものなので、ここまでのレベルを求めるわけではありません)。

第14回目の授業については課題研究に代えます。課題は「プレゼンテーション素材の作成」とし、作成したものをGoogle Classroomにて提出してもらいます。詳細については授業中に指示します。
成績評価の方法・基準 公共空間やその役割に関するミニレポート(20%)、公共空間創造に関するプレゼンテーション(80%)により評価します。
ミニレポートについては提出後の授業にて、プレゼンテーションについてはその折に、フィードバックします。
テキスト なし
参考文献 適宜、参考となるものを提示します。
主な関連科目 自治体行政実務、都市・地域戦略論、地域デザイン論
生涯学習支援論Ⅰ・Ⅱ、社会教育経営論Ⅰ・Ⅱ
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
随時相談に応じます。各担当者に⼤学メールにてコンタクトください。
また、授業終了後にも質問に応じます。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
国際コミュニティ学部地域行政学科(行政領域) FGRA30405 2018~2020 3・4