授業コード 70008512 クラス 12
科目名 ゼミナールb(2020) 単位数 2
担当者 佐渡 紀子 履修期 第2学期
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 平和研究と地域課題の接合(各論) - Seminar BII -
授業の概要  本ゼミナール/演習では、ゼミナールa/平和学地域研究演習BIで取り組んだ自身の研究テーマについての理解を深めます。3年次生については、基礎研究と先行研究の検討・分析に重点を置きます。4年次生については、研究テーマに対する理解を、さらに深めることを重視します。

 本ゼミナールは次の三つの要素から構成されます。第一に、研究発表です。自身の研究の途中経過を発表し、他の履修生と議論することで、自身の研究をよりより良いものとします。第二に、他者の研究に対する分析・評価です。他者の研究を理解し、問題点を指摘し、また改善に向けた指針を提起する機会を持ちます。引き続き本ゼミナール/演習は、グループのなかで議論を実りあるものにするために必要な行動を、実践する場としても位置づけます。そのために第三に、スピーチ、ディスカッション、プレゼンテーションの機会を設けます。
学習の到達目標 【内容面】
①研究分野および研究テーマについて、その問題の概要や取り上げる意義を説明できる。
②先行研究を批判的に読解し、評価することができる。
③自らの問いを設定し、用いる分析軸について説明できる。
④4000字程度の研究成果報告書を完成させることができる。
【技術面】
①研究に必要な文献を収集し読み取り・分析ができる
②文献の性質を理解した活用ができる
③意見交換・発表の場で、考えや情報を多様かつ適切な手法で表現・伝達できる。
授業計画 第1回 ディスカッション・トレーニング(話題提供の役割を意識して)・文献読解(1)
第2回 ディスカッション・トレーニング(進行管理を意識して)・文献読解(2)
第3回 ディスカッション・トレーニング(多様な発言の形を意識する)・論文の執筆ルール確認(1)
第4回 ディスカッション・トレーニング(発言を引き出すとは)・論文の執筆ルール確認(2)
第5回 ディスカッション・トレーニング(議論における貢献とは何か)・論文の執筆ルール確認(3)
第6回 初稿作成に向けた研究発表(1):分析手法に注目して
第7回 初稿作成に向けた研究発表(2):文献の利用方法に着目して
第8回 初稿作成に向けた研究発表(3):論拠に注目して
第9回 初稿作成に向けた研究発表(4):論証方法に注目して
第10回 改訂稿にむけた研究発表(1):分析手法に注目して
第11回 改訂稿にむけた研究発表(2):文献の利用方法に着目して
第12回 改訂稿にむけた研究発表(3):論拠に注目して
第13回 改訂稿にむけた研究発表(4):論証方法に注目して
第14回 改定稿にむけた研究発表(5):意義づけに注目して
第15回 総括:改定稿の完成
授業外学習の課題 ・先行研究調査・分析
・文献読解・情報収集と分析
・スピーチ、プレゼンテーション、ディスカッションの準備
上記の作業には、週平均3時間を要します。
履修上の注意事項 1.佐渡担当のゼミナールb/演習BIIとの連続履修が望ましい。
2.本演習は、ターム2に週2コマで開講します(佐渡担当のゼミナールa/平和学・地域研究演習BIは、ターム1に週2コマで開講)。
3.演習は参加者が協力して、共に学ぶ場として作り上げるものです。ついては、無断欠席は厳禁です。欠席をしなければならない場合には、できる限り事前に、それが難しい場合には事後速やかに、佐渡まで理由とともに欠席を知らせること。
4.ゼミではZoomに加え、補助的にMoodleコース「ゼミナールa/b 平和学地域研究演習 BI/BII_2020 (佐渡ゼミ)」およびSlackを用いる。
5.第15回の学習内容については、授業外課題で対応する。課題は授業内およびMoodleコースで周知する。
成績評価の方法・基準 ・発表の状況(スピーチ、調査・研究内容、レジュメ、プレゼンテーション)30%
・議論へ貢献(ディスカッションを含む)40%、
・研究成果報告書 30%
テキスト なし
参考文献 川崎剛『社会科学系のための「優秀論文」作成術 : プロの学術論文から卒論まで』勁草書房、2010年
戸田山和久『論文の教室――レポートから卒論まで(新版)』NHK出版、2012年
山田剛史、林 創『大学生のためのリサーチリテラシー入門――研究のための8つの力』ミネルヴァ書房、2011年
主な関連科目 平和学/平和学I、紛争と平和/平和学II、安全保障論、国際政治学I・II、国際機構論I・II、国際関係史I・II
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
1.質問、相談は、授業終了時に受け付けます。
2.時間をかけての質問や相談がある場合には、メールまたは直接、連絡をしてください。面談日程を調整します。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
国際コミュニティ学部国際政治学科(演習科目) FGGP30802 2018~2020 3・4
国際コミュニティ学部地域行政学科(演習科目) FGRA30802 2018~2020 3・4