授業コード 70008406 クラス 06
科目名 ゼミナールa(2020) 単位数 2
担当者 船津 靖 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 米大統領選と国際関係 Ⅰ  U.S. Presidential Election and International Relations Ⅰ
授業の概要  2020年は4年に1度の米大統領選挙の年。トランプ大統領が再選されるか、野党民主党が政権を奪還するか? アメリカはもちろん国際社会全体が11月の投開票日に向けて動いていきます。ゼミでは(1)候補者の政策・人物、移民・人種・妊娠中絶・宗教・格差など現代アメリカの諸問題を研究・発表する、(2)学生が自由に選んだテーマを発表し、質疑応答し、教員が補足的知識を説明する―の2つを軸に進めます。
 学生の希望を尊重し、就活・進路を含む必要性も考慮します。アメリカと直接関係のないテーマも認めます。アメリカを含む世界各国のコロナウィルス対策も重要テーマになります。
 口頭での発表、質疑応答、文章の技術向上を重視します。英語を一部でも使用する努力を推奨します。
 昨年度の論文や発表のテーマは、アメリカとイラン、米福音派と大統領選挙、米ボーイング社の事故、日米航空業界のテロ対策、太平洋戦争と広島の師団、日本の領土問題、北朝鮮核問題、香港の民主化運動、日本統治下台湾の教育制度、ホロコーストとユダヤ人救援、原爆投下の背景、米保守派放送局FOX、ミュンヘン五輪テロと東京五輪、令和の天皇制、トランプ政権、ニュージーランドと第二次大戦、テンプル騎士団、インドのゾロアスター教徒、中国のウイグル弾圧、イラン革命防衛隊、映画『戦場のピアニスト』、世界終末時計、英王室とダイアナ妃、ジョセフ・ナイの国際理論、石油危機、クルド難民、マイケル・ムーア、ベルリンの東西分断…と多彩でした。
 教員は通信社のニューヨーク支局長やモスクワ、エルサレム、ロンドンで特派員経験があり、バグダッドはじめ中東、中央アジア、西北欧、ミャンマーなどで取材経験があります。ほぼすべての分野の記事の編集管理をしてきました。近年の研究は、米英の福音派とユダヤ国家の関係、核兵器秘密開発などです。
下記の授業計画は確定済み。
学習の到達目標  アメリカを軸に現代国際政治の幅広い基本知識が身に付き、多角的で冷静な分析ができるようになる。
 時事英語が徐々に読めるようになる。
 自分の発表・レポートと関連する分野では専門的な知識が身に着けられるようになる。
 自分の関心のあるテーマを掘り下げ、明瞭な発表ができ、説得力のある小論を書けるようになる。
授業計画 第1回 Zoom,Coronavirus,Trump (4月21日)
第2回 米・台湾・イランのコロナ対策(4月28日)
第3回 米・独・ニュージーランド(5月12日)
第4回 アメリカとイラン(5月19日)
第5回 イスラエル・フランス(5月26日)
第6回 韓国・ポーランド(6月2日)
第7回 アメリカの人種・民族と感染・死亡率(6月9日)
第8回 米バージニア州・キリスト教福音派(6月16日)
第9回 スウェーデン(6月23日)
第10回 イギリス(6月30日)
第11回 マイク・ペンス米副大統領(7月7日)
第12回 ジョー・バイデン前米副大統領(7月14日)
第13回 アメリカの人工妊娠中絶論争(7月21日)
第14回 トランプ政権の中東和平案(7月29日)
第15回 セイラム魔女裁判/NYのユダヤ系女性(8月4日)
授業外学習の課題  アメリカや国際政治・紛争に関するニュースに関心を持って下さい。日本語を磨き、英語を伸ばすよう努力して下さい。英語の勉強法は要望があれば個別に指導します。4000~5000字程度のレポートを作成します。自分の関心に沿って文献を調べ資料を集め、構想を膨らませ、構成を工夫し、事実関係を確認しながら文章を練り上げていく作業は、受け身の知識吸収とは異なる効果的な勉強法です。卒業後に必要となる、生涯続く独学への土台になります。
 NHKのウェブニュース、https://www3.nhk.or.jp/news/(無料)のアメリカ、日米関連記事には少なくとも必ず目を通してください。中国や日経など全国紙、民放の報道番組のアメリカ関連ニュース、BS、CS放送のニュース番組にも、できる範囲で目配りしてください。
履修上の注意事項 【対面授業】無 【非対面授業】有 Zoom利用の同時双方向型

 遠隔授業には私も不慣れです。一緒にかんばりましょう。連絡を密にしてください。
 ニューヨークを中心とするアメリカのコロナ感染者・死者の激増という歴史的事態を受け、「授業の概要」も相当程度変更せざるをえません。学生のニーズ、授業環境を見ながら運営していきます。
 向上心、向学心があり、世界は広大で複雑だが面白い、と楽しめる学生を歓迎します。
成績評価の方法・基準  期末レポート70%、発表・質疑等ゼミへの貢献度30%。
テキスト  西山隆行『アメリカ政治講義』(ちくま新書)
参考文献  適宜、紹介します。
主な関連科目  国際ジャーナリズム論、政治と社会(アメリカ、中東)、国際政治英語、メディア論、異文化理解論
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
 少人数のゼミ生ですからできる限り対応います。進路を含む込み入った相談などはメール(funatsu@shudo-u.ac.jp )でも。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
国際コミュニティ学部国際政治学科(演習科目) FGGP30801 2018~2020 3・4
国際コミュニティ学部地域行政学科(演習科目) FGRA30801 2018~2020 3・4