授業コード 70008307 クラス 07
科目名 基礎演習 単位数 2
担当者 吉田 ますみ 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 国際政治の古典を読む
授業の概要 E.H.カー『危機の二十年』は、1939年に書かれた、20世紀における国際政治学を代表する古典的著作である。本演習では、本書を精読することによって国際政治学の基礎を学ぶだけでなく、古典を批判的に読むという作業を通して履修者の読解力、思考力、批判力を鍛えたい。
参加者は毎週、課題箇所に対するA4 1枚程度のミニ報告(要約・論点)のペーパーを作成し、授業に参加する。授業ではそれぞれのペーパーをもとに文献の内容をより深く理解するための議論を行う。
学習の到達目標 ①国際政治に関する古典・専門書を批判的に読むことができる。
②整ったレジュメを作成することができる。
③ディスカッションで積極的に発言することができる。
④自身の主張を論理的に展開することができる。
⑤生産的なディスカッションを行うことができる。
授業計画 第1回 ガイダンス:報告者の決定、報告の準備方法
第2回 報告と議論:第1章 学問の出発
第3回 報告と議論:第2章 ユートピアとリアリティ
第4回 報告と議論:第3章 ユートピア的背景
第5回 報告と議論:第4章 利益の調和
第6回 報告と議論:第5章 リアリストからの批判
第7回 報告と議論:第6章 リアリズムの限界
第8回 報告と議論:第7章 政治の本質
第9回 報告と議論:第8章 国際政治における権力
第10回 報告と議論:第9章 国際政治における道義
第11回 報告と議論:第10章 法の基盤
第12回 報告と議論:第11章 条約の拘束性
第13回 報告と議論:第12章 国際紛争の司法的解決
第14回 報告と議論:第13章 平和的変革
第15回 報告と議論:第14章 新しい国際秩序への展望
授業外学習の課題 ①毎週、課題文献を精読し、ミニ報告のペーパーを作成する。
②メイン報告の準備として各自関連分野のリサーチを行う。
③メイン報告のレジュメを作成する。
※毎回の授業外学習時間の目安は2〜3時間。メイン報告の準備は2週間前に開始すること。
履修上の注意事項 履修者は全員、毎週、課題文献を精読した上でA4 1枚程度でのミニ報告を行うほか、学期中1回以上のメイン報告を担当する。学期末にはレポートが課される。
授業計画は出席者数によって変更することがある。

【対面授業】無 【非対面授業】有(同時双方向:有、オンデマンド:無、課題研究:無)Zoomを用いた同時双方向授業を行う
成績評価の方法・基準 授業への貢献度(毎回の報告内容、発言など)70%
期末レポート30%
テキスト E.H.カー『危機の二十年』岩波書店、2011。
参考文献 適宜紹介する。
主な関連科目 外交政策論
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業中に随時質問を受けつける。時間のかかる相談は別の時間帯に設定する(事前にSlackでアポを取ること)。
個別の要望があればレポートのフィードバックに応じる。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
国際コミュニティ学部国際政治学科(演習科目) FGGP20801 2018~2020 2
国際コミュニティ学部地域行政学科(演習科目) FGRA20801 2018~2020 2