授業コード | 64006100 | クラス | |
科目名 | 食品微生物学 | 単位数 | 2 |
担当者 | 多山 賢二 | 履修期 | 後期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 食品微生物学 (Food microbiology) |
授業の概要 | 地球環境には多くの生きものが生息し、相互の関係を保ちながら、自身の進化と地球環境の進化をもたらして今日に至っています。とりわけ微生物と呼ばれる一群の生きものの働きは多方面にわたっています。そこで、食中毒の原因となる有害微生物だけでなく、プロバイオティクスも視野に入れた形で、食品の加工・製造に関わる有用微生物についても学び、微生物に起因する被害を予防しながら、その有用性を最大限に活かす方法を学修します。 【実務経験内容:代表教員は食品企業で26年間勤務し、発酵食品の製造技術開発や遺伝子の解析の研究のほか、工場内の微生物クリーン作戦プロジェクトのメンバーに配属された経験を有する。また、食品微生物に関する特許出願も多い。博士の学位取得は、食品企業の研究所で行ってきた食品微生物の育種のために生化学的・遺伝学的解析を行ってきた成果をまとめたものである。】 |
学習の到達目標 | 食品衛生学とは違った視点で、食品と関係の深い微生物を理解できており、特に有用菌と有害菌を区別でき、微生物の基本的な性質を習得できている。 |
授業計画 | 第1回 | 授業の内容説明、成績評価方法、微生物学の歴史 |
第2回 | 微生物の取り扱い方法 | |
第3回 | 微生物の種類と分類 | |
第4回 | 微生物の構造 | |
第5回 | 微生物の栄養と増殖 | |
第6回 | 微生物の代謝 | |
第7回 | 微生物の遺伝現象とその応用 | |
第8回 | 微生物の増殖抑制(静菌)と殺菌、小テスト | |
第9回 | 抗菌剤(抗生物質)の作用機作と利用 | |
第10回 | 発酵食品と微生物 | |
第11回 | 食品製造と微生物 | |
第12回 | プロバイオティクスと微生物、レポート | |
第13回 | 体表面・体内の微生物と食品、衛生、安全、健康との関係 | |
第14回 | 食品の腐敗・変質と微生物 | |
第15回 | 食中毒と有用微生物、小テスト |
授業外学習の課題 | マスメディア報道・ネット配信で取り上げられたニュースの中で、有用微生物や有害微生物に関する事項は、自分で詳しく調べてみる。課題レポートの詳細は授業中に指示され、翌週には提出が必要となる。 |
履修上の注意事項 | 【対面授業】有 <非対面授業に変更になった場合> 同時双方向:無、オンデマンド:有、課題研究:無 ・欠席が6回になった場合には、成績評価は行わない。 ・欠席した授業中に配布した資料を、後日入手したいとの要望には応じられない。 |
成績評価の方法・基準 | 【期末試験】無 小テストや課題(50%)、取り組み姿勢(50%) |
テキスト | 食品微生物学(村田容常・渋井達郎 編、2015年、東京化学同人)2500円(税別)ISBN 978-4-8079-1676-4 |
参考文献 | 食品衛生学(一色賢司 編、東京化学同人) 微生物学(上)(高橋 甫ら 訳、培風館) 応用微生物学 (谷 吉樹 著、コロナ社) |
主な関連科目 | 食品衛生学 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
本授業後の空き時間帯およびオフィスアワーを活用して、質問や相談へ対応します。メールでは細かい内容が把握できず、回答内容に困るため、電話もしくは面談を希望します。オフィスアワー以外は、事前予約してください。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
健康科学部健康栄養学科(専門発展分野) | FHNU40102 | 2017~2018 | 3・4 |