授業コード 64005700 クラス
科目名 臨地実習Ⅲ(臨床栄養学) 単位数 1
担当者 栢下 淳子 履修期 年間授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 臨地実習Ⅲ(臨床栄養学)
授業の概要 病院や介護老人保健施設等で一人ひとりの臨床栄養アセスメントに基づく適切な栄養ケアマネジメントのあり方と方法について,実地での実習を通じて学びます.具体的には,①POSに基づいた栄養カルテを記載できる能力を身につけます.②栄養アセスメントに基づいた臨床的栄養ケアプランの作成,実施,モニタリング,評価といったマネジメントサイクルについて実地に学び,栄養ケアプランの基本的手順を身につけます.③ 効果的な栄養マネジメントを実施するうえでの多職種協働・連携の重要性,特にチーム医療における管理栄養士の役割を実地に学び,専門分野を横断した取り組みを理解します.
学習の到達目標 1 疾病やライフステージにより栄養管理が異なることを実際に観察する.
2 患者にとって食事は大切であり,楽しみなものであることに気づく.
3 栄養部門業務の全体像の概略を知るとともに施設組織と栄養部門の位置づけを知る.
4 チーム医療,職種間の連携について理解する.
授業計画 第1回 本授業は,卒業要件としての必須科目ではありませんが,管理栄養士養成施設としての資格必須科目です.学外の病院,介護老人保健施設等での5日間の集中実習が主体であり,授業時間外での各実習施設より提示された課題等への取り組みや報告書の作成・発表といった事前事後指導を含むため授業計画を回数で期することはできません.
第2回 1実習の内容
(1)病院給食の概要と特質,給食の目的や目標について
  入院・外来,入所者など対象者の把握について
第3回 (2)治療食別栄養管理について
  栄養アセスメント,カンファレンス,栄養ケアプランの立案,給与栄養基準量,食品構成表,献立作成(展開)を学習
第4回 (3)治療食(糖尿病のための食品交換表)について
  糖尿病の病気の成り立ち,治療,食事療法など
第5回 (4)治療食(糖尿病のための食品交換表)について
  糖尿病のための食品交換表の説明ができるか,よく使用する食品の1単位量の把握,1日の単位計算など
第6回 (5)病院における糖尿病,嚥下食,救急医療に関する専門用語の説明と理解
第7回 (6)治療食(糖尿病のための食品交換表)について
  糖尿病の食事内容を写真から読み取り,献立表に起こし,単位計算を行う
第8回 (7)治療食(糖尿病のための食品交換表)について
  糖尿病の食事内容を写真から読み取り,献立表に起こし,単位計算を行う
第9回 (8)治療食(糖尿病のための食品交換表)について
   糖尿病の1200~1800kcalの1日の単位計算
第10回 (9)病院における救急医療について必要な用語や知識について
  体循環(血液),高齢者と介護の用語,消化酵素について
第11回 -
第12回 -
第13回 -
第14回 -
第15回 -
授業外学習の課題 実習施設からの課題に早めに取り組み,実習後は速やかに報告書を作成すること.
履修上の注意事項 ・学内における事前事後指導をすべて受講すること
・別に定める規定に基づき,専門科目単位の取得状況や授業態度によっては履修(実習参加を含む)できません.
・実習先による事前集中講義または打ち合わせ会が決められた場合は,それに出席すること.
・身体異常の発生などにより実習が無理と判断された場合は,実習を保留することがあります.
・実習期間中であっても,実習態度に問題が認められた場合には実習を中止します.
・授業全体を通して,アクセス状況,課題提出を重視します。
授業はMoodleで行いますが,前期終了の中間で授業の課題や内容を記載したノートを提出してもらいます。
成績評価の方法・基準 学内事前事後指導の受講態度(20%),実習ノートの記載状況(30%),および実習先の評価(50%)を基本として総合的に評価します.
テキスト 特になし
参考文献 ビジュアル栄養学テキスト 臨床栄養学 Ⅰ 総論,Ⅱ 各論(中山書店)
【追記】日本糖尿病学会 糖尿病食事療法のための食品交換表 第7版
主な関連科目 生化学, 解剖生理学,臨床医学,応用栄養学,栄養教育論,臨床栄養学,総合栄養演習
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
研究室在席時は、随時対応します。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
健康科学部健康栄養学科(臨地実習) FHNU30803 2017~2017 4