授業コード | 64004700 | クラス | |
科目名 | 公衆栄養学Ⅱ | 単位数 | 2 |
担当者 | 酒元 誠治 | 履修期 | 前期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 公衆栄養学Ⅱ(Public nutrition Second step) |
授業の概要 | 公衆栄養学の各論として、保健・医療・福祉・介護システムの中で、栄養上のハイリスク集団の特定とともにあらゆる健康・栄養状態の者に対して適切な栄養関連サービスを提供することを目的とした公衆栄養マネジメント(公衆栄養アセスメントの考え方や方法、公衆栄養プログラムの作成・実施・評価等)と公衆栄養プログラムの展開(地域特性への対応、食環境づくり、地域集団特性別等)について、人的支援や社会的資源の活用も含めて学修します。さらに、栄養上のハイリスク集団の特定、アセスメントを行う上で必須となる栄養情報の解析・評価のための統計分析手法など基本的なデータ処理方法、データ収集と整理に関する基礎知識を学修します.授業に当たっては20年余の公衆栄養分野における実務経験を活かしながら、活きた学問を伝える. |
学習の到達目標 | 前半では、公衆栄養学Ⅰで積み残した部分を学びます. 中盤では実用的な統計の考え方を学び、栄養疫学と各種調査方法について理解を深める. 後半では、公衆栄養評価に必要な実践統計学を学びます. 中盤から後半にかけては,フリー統計解析ソフトを使った解析が出来るようにします. |
授業計画 | 第1回 | 公衆栄養マネジメントについて学ぶ |
第2回 | 公衆栄養プログラムの計画・実践・評価について学ぶ | |
第3回 | 公衆栄養プラグラムの展開事例について学ぶ | |
第4回 | 「Excelで今すぐはじめる心理統計 簡単ツールHADで基本を身につける」(以下:HAD)を使うためのイントロダクションとして,統計解析事例について論文を使って解説. | |
第5回 | 4回目の続きとして、様々な論文における仮説の立て方と解析方法について解説. | |
第6回 | 5回目の詳細解説として,1つの論文の構造を掘り下げて解説を行う. | |
第7回 | HADの第1~3章(統計学が必要な理由,尺度水準、記述統計)の解説 | |
第8回 | HADの第4~5章(推測統計と統計的検定,t検定)の解説 | |
第9回 | HADの第6~7章(1要因分散分析,2要因分散分析)の解説 | |
第10回 | HADの第8~9章(統計学が必要な理由,尺度水準、記述統計)の解説 | |
第11回 | HADの第8~9章(相関と検定,単回帰分析)の解説 | |
第12回 | レポートの課題データの提示とその解説 | |
第13回 | HADの第10章(重回帰分析)の解説 | |
第14回 | HADの第11章(因子分析)の解説 | |
第15回 | HADの第12章(カイ2乗検定)の解説 |
授業外学習の課題 | 統計解析は難しいので,復習が重要である. |
履修上の注意事項 | 公衆栄養分野への就職のみならず、管理栄養士として就職後に研究発表を行う機会に遭遇した時に役立つほか、卒業研究で統計処理が必要な場合にも役立つ技術となります。 Web授業ではあるが,実習により大学に来る機会があるので、不明な点は質問に来るようにしてほしい. |
成績評価の方法・基準 | Web授業では出席確認は課題への回答が主となるため,課題への回答を含めて授業に対する積極的な態度で50%程度の評価を行う. 調査データを用いて自由に仮説を立てて解析を行いレポートの提出を求めることで,公衆栄養学に関する知識と理解度による評価を行う. 出席回数が10回に満たない場合には評価の対象としない。 |
テキスト | 公衆栄養学Ⅰで使用した、古野純典 等 編『健康・栄養科学シリーズ「公衆栄養学」最新版』(南江堂)小宮あすか・布井雅人 著『Excelで今すぐはじめる心理統計 簡単ツールHADで基本を身につける』(講談社) |
参考文献 | 清水信博 著『もう悩まない!論文が書ける統計』(オーエムエス出版) 柳井久江 著『4Stepsエクセル統計』(オーエムエス出版) |
主な関連科目 | 応用栄養学、栄養教育論、公衆栄養学Ⅰ、公衆栄養学実習 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
メール(ssakemot@alpha.syudo-u.ac.jp)による質問を基本とする. |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
健康科学部健康栄養学科(公衆栄養学) | FHNU30502 | 2017~2018 | 3・4 |