授業コード | 64002002 | クラス | 02 |
科目名 | 基礎分析実験 | 単位数 | 1 |
担当者 | 島田 和子 | 履修期 | 前期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 基礎分析実験 (Basic Analysis Experiment) |
授業の概要 | 食べ物と健康の関連を理解するためには、食品に含まれる様々な成分の性質や含有量等の知識が必要です。これらの知識をより深め、定着させるためには実験による体験・実証が有効です。そこで、基礎分析実験では、中和滴定、比色定量、酸度測定、pHと緩衝溶液等、食品成分分析に関連した基礎的な分析実験を通じて、成分分析の基本原理を学ぶとともに、安全な実験操作、分析機器の測定原理と取り扱い方法、試薬の調製方法、化学反応や濃度計算の基礎、実験データの解析方法等の基礎知識と技能習得に重点を置きます。また、これらの分析原理や手法は、食品学系はもちろんのこと、栄養アセスメントにおける客観的評価指標としての生化学的検査にも応用されていることへの理解導入も図ります。 |
学習の到達目標 | ①食品成分分析のための基礎知識と技術を習得する。 ②他者が読んでも理解できる実験レポートが書ける。 |
授業計画 | 第1回 | 化学実験の基本(危険を防ぐための実験上の注意、試薬と廃液の取り扱い、主な実験器具と洗浄法、溶液の濃度、天秤の使用法)、レポートの書き方1 |
第2回 | 中和滴定の基礎実験1(濃度・溶液量と中和との関係、一次標準液(シュウ酸)の調製と力価の算出) | |
第3回 | 中和滴定の基礎実験2(二次標準液(NaOH)の調製と標定,濃度未知の酢酸水溶液の濃度測定) | |
第4回 | 実験結果(数値)の取り扱い(有効数字と精度、平均値、標準偏差,変動係数,標本と母集団),酢酸水溶液の濃度測定値のデータ処理の実際,レポートの書き方2 | |
第5回 | 中和滴定の応用実験(果汁の有機酸量の測定)とデータ処理、果汁の糖度測定 | |
第6回 | 水(脱イオン水,水道水、ミネラルウォーター)の硬度の測定(キレート滴定) | |
第7回 | pHと緩衝溶液(pHメーターの使用法、緩衝溶液の調製,緩衝溶液のpH変化の実験) | |
第8回 | 比色分析(比色定量の基礎理論、着色料(タートラジン)の吸収極大測定と検量線の作成(最小二乗法による検量線式)、濃度未知試料(シロップなど)中のタートラジン濃度の算出 | |
第9回 | - | |
第10回 | - | |
第11回 | - | |
第12回 | - | |
第13回 | - | |
第14回 | - | |
第15回 | - |
授業外学習の課題 | 授業後はレポートを作成し、次回の授業時に提出すること。本授業終了後に,提出されたレポートを添削・コメントを付して返却するので,その内容を確認・再学習して,次学期以降の実験授業に活かすこと。 |
履修上の注意事項 | 授業の復習を必ず行い、疑問点などあれば、参考書等で調べ、解決しておくこと。それでも理解できないことがあれば、必ず質問に来てください。毎回の授業内容について、疑問点を後に残さないように取り組んでください。 |
成績評価の方法・基準 | オンラインでの課題と対面授業で行なった実験のレポートを合わせて65点,実験への参加態度35点で評価します。 |
テキスト | 配布プリント |
参考文献 | 谷口亜樹子・古庄律・松本憲一編『基礎から学ぶ食品化学実験テキスト』(建帛社) 村上俊男編『改訂 基礎からの食品・栄養学実験』(建帛社) |
主な関連科目 | 食品学Ⅰ、食品学Ⅱ、食品学実験 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
授業の内容やレポートに関する質問は授業後の教室または研究室にて受け付けます。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
健康科学部健康栄養学科(食べ物と健康) | FHNU20303 | 2017~2020 | 1・2・3・4 |