授業コード 64000100 クラス
科目名 栄養と健康 単位数 2
担当者 山内 有信 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 栄養の基礎と健康との関わり(Nutrition and health)
授業の概要  私たちの食生活は大きく様変わりしており,便利さや豊かさが増した反面,それと引き換えに肥満を代表とする生活習慣病が増加しています。生活習慣病の引き金には,遺伝的素因や生活活動状況,ストレスなど様々な因子が複雑に絡み合っています。その中でも食生活の良否は身体的・精神的健康に大きく関与しています。そこで,栄養学的側面を中心として,健康づくりについて学修します。
学習の到達目標 ①食習慣と健康の関連について理解する
②適切な食生活の在り方について理解する
③健康を自らが勝ち取るために食生活を考える習慣を身につける
授業計画 第1回 栄養と健康を学ぶ前の基礎知識
・健康,体力,栄養とは
・疾病構造の変化と高齢化問題
第2回 朝食摂取の重要性
第3回 三大栄養素①
・糖質の基礎
・糖質の代謝と健康
第4回 三大栄養素②
・脂質の基礎
・脂質(脂肪酸)代謝と健康
第5回 三大栄養素③
・たんぱく質,アミノ酸の基礎
・たんぱく質,アミノ酸の代謝と健康
第6回 保全素①
・ビタミンの基礎
・脂溶性ビタミンと健康
第7回 保全素②
・水溶性ビタミンと健康
第8回 保全素③
・ミネラルと健康
第9回 エネルギー代謝,および体水分の働き
第10回 食生活と健康
・予防医学
・生活習慣病の予防(循環器疾患と脂質摂取,肥満と疾病,食習慣改善の意識付け)
第11回 栄養状態の判定
第12回 食事摂取基準の概要①
・食事摂取基準の歴史と目的
・健康障害からの回避のための指標の総論
第13回 食事摂取基準の概要②
・過剰摂取による健康障害からの回避のための指標総論
・生活習慣病予防のための指標総論
・エネルギー摂取基準
第14回 ライフステージ別の食生活
・妊娠期の栄養
・思春期で注意すべき点
・高齢期の低栄養問題と個人差への配慮
第15回 ストレスと栄養
授業外学習の課題  高校の「生物基礎」,「保健体育」,「家庭科」など栄養・食事・保健に関連した教科書を見直し下さい。また,日ごろから新聞の健康や医療・福祉に関する記事に関心を持って目を通してください。

【追記】課題図書等を提示する場合もあります。
履修上の注意事項 ・Moodleを介したオンデマンド型で実施します。毎回の授業は,「配布資料」「授業説明動画」「課題ワークシート」で構成します。
・正規の授業時間から稼働するMoodleの出席モジュールでの出席申告が24時間以内に必要です。ただし,諸事情によって正規の時間に受講できなかったことの申告があれば,正規授業時刻から72時間以内に課題提出の記録を確認したうえで出席とみなします。
・授業説明動画を閲覧する前に配布資料をプリントアウトまたは別端末で閲覧できるようにしておくこと。
・授業説明動画は,aiphaアカウントに限定共有したGoogleドライブを経由しますので,必ずalphaアカウントでログインしてください。
成績評価の方法・基準 2/3回(10回)以上の出席者を成績評価の対象とします。
授業中に2回程度提示する課題レポート(60%),授業への取り組み姿勢等(40%)で評価します。
テキスト 山内有信 編著『栄養・食生活と健康』(三恵社)
参考文献 加藤秀夫 他編『まるごと学ぶ食生活と健康づくり』(化学同人)
山内有信 編著『運動・栄養・健康』(三恵社)
山内有信 編著『かんたん栄養学 第3版』(三恵社)
主な関連科目 食育入門,健康科学論,健康科学演習
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
 授業終了時を基本としますが,授業中であっても重要な質問に対してはその場で補足説明を行いますので積極的に質問をしてください。また,大学交付のメールアドレスを利用してもかまいせんが,その際には件名に受講生であることを明記して節度を持って利用してください。
提出されたレポートを確認後,いくつかのレポートに記載された内容をピックアップしてコメントする予定です。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
健康科学部心理学科(健康科学部総合科目) FHPS41201 2017~2020 1・2・3・4
健康科学部健康栄養学科(健康科学部) FHNU10201 2017~2020 1・2・3・4