授業コード | 63002000 | クラス | |
科目名 | 最新心理学講義(連合学習理論の基礎と応用可能性) | 単位数 | 2 |
担当者 | 澤 幸祐 | 履修期 | 後期夏季集中 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 連合学習理論の基礎と応用可能性 |
授業の概要 | Pavlovによってイヌの唾液分泌の条件づけ手法が発見されて以来、古典的条件づけは学習心理学、行動分析学のみならず、神経科学や臨床応用などの様々な場面において関心を集めてきた。本講義では、この古典的条件づけの基礎的な手続きや現象について概観し、Rescorla-Wagner理論以降に登場した様々な学習理論について取り扱う。環境と行動の関わりを考える上で、学習理論というものがどこまで必要であるかについては議論のあるところではあるが、古典的条件づけに関する実験的検討を行う場合に、理論的背景を知らずには適切な統制条件の設定が困難な場合があり、知識としての学習理論は重要な意味を持つ。また、神経科学や工学的応用に関しても学習理論の理解はプラスの効果が大きい。本講義では、「学習理論を知ること」を通じて、「学習理論を使うこと」を目指す。 オンライン講義形式であり、Google Classroomに図表などのスライド資料を解説の文書資料をアップロードする。 |
学習の到達目標 | 連合学習理論が仮定する「行動の仕組み」について理解し、複数の連合学習理論のアルゴリズムを理解する。様々な連合学習理論を、時間や空間に関する学習などに適応し、みずから予測を立てられるようになる。あわせて、人間の日常生活や臨床的な問題に対し、連合学習理論に基づいた解釈を与えられるようになることを目標とする。 |
授業計画 | 第1回 | 連合学習とは何か |
第2回 | 古典的条件づけの基礎手続き | |
第3回 | 古典的条件づけの様々な現象 | |
第4回 | 道具的条件づけの基礎的手続き | |
第5回 | 道具的条件づけの現象 | |
第6回 | 強化と罰 | |
第7回 | 連合学習理論による行動の説明方針 | |
第8回 | 刺激の内部構造と般化・弁別 | |
第9回 | Rescorla-Wagner model | |
第10回 | 注意理論 | |
第11回 | 反応理論 | |
第12回 | 恐怖・不安の獲得と連合学習 | |
第13回 | 恐怖・不安の消去と連合学習 | |
第14回 | 応用行動分析 | |
第15回 | まとめ |
授業外学習の課題 | 事前、事後にGoogle Classroomでの配布資料に目を通しておくこと。集中講義期間中、毎日2時間程度の自宅学習が望ましい。 |
履修上の注意事項 | 特段の前提知識は求めないが、実験心理学に関する初年次科目を履修していることが望ましい。 |
成績評価の方法・基準 | レポート100%。 |
テキスト | 使用しない。 |
参考文献 | 適宜指示する。 |
主な関連科目 | |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
各講義前に前回の内容に関する質問を、また講義終了後にも当該講義に関する質問をGoogle Classroomで受け付ける。レポート課題に対しては、提出後に添削のうえでファイルをフィードバックする。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
健康科学部心理学科(専門基礎) | FHPS23008 | 2017~2020 | 1・2・3・4 |