授業コード 50022600 クラス
科目名 フィールド特殊実習(圃場b) 単位数 1
担当者 奥田 圭 他 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 里山の管理と有機農法の実践
授業の概要  雑木林は,かつて農業に必要な資材を供給する「里山」として人々の生活に密に関わってきた.落葉樹木の幹材や枝を燃料として利用し,落ち葉は農作のための堆肥作りの材料として大きな役割を果たしてきた.本実習では,里山の管理を図る上での基本的技術を習得するとともに,里山から得られる資源を,圃場における作物栽培に活用する等,里山資源を有用的に利用する活用法を学ぶ.
学習の到達目標 ・里山の管理,資源活用等の具体的手法について修得してもらいたい.
・里山の管理方法・活用方法について論じることができるようになってほしい.
授業計画 第1回 ガイダンス:本実習の概要の説明
第2回 雑木林の整備作業①
第3回 雑木林の整備作業②
第4回 竹林の伐採作業
第5回 秋冬野菜の植え付け、雑木林の整備作業③
第6回 秋冬野菜の植え付け、雑木林の整備作業④
第7回 ディスカッション「有機農法と里山づくりの意義」
第8回 雑木林の整備作業⑤
第9回 雑木林の整備作業⑥
第10回 落ち葉堆肥づくり、雑木林の整備作業⑦
第11回 肥培管理、収穫、雑木林の整備作業⑧
第12回 肥培管理、収穫,雑木林の整備作業⑨
第13回 収穫物の料理、試食
第14回 実習全体についての総括、レポート作成について
第15回 まとめ、レポート提出
授業外学習の課題 毎回の作業内容および作物の生育状況、感想等について記録した「作業日誌」を記入すること。随時提出を求める。
履修上の注意事項 【対面授業】:有,【非対面授業】:無
※作業道具等の消毒を徹底した上で,対面授業を実施する.


実習科目であるため,履修者定員は20名を上限とする.履修希望者が定員を超える場合はweb抽選を行う. また,随時圃場内で収穫野菜を未調理のまま試食を行う場合もあるので,予め承知すること.
雨天等により室内講義に振り替えるなど,授業計画が変更になる場合がある.
作業用の服装(長袖・長ズボン),手袋,日よけ帽子、水筒(飲み物)が必須.
成績評価の方法・基準 【期末試験】:無

実習作業への取組み(50%),作業記録(25%)、期末レポート(25%)によって総合的に評価する.
テキスト 使用しない.必要に応じ資料を配布する.
参考文献 暮らしの実用シリーズ「決定版 はじめての野菜づくり」(学研,2009)
板木利隆「からだにおいしい野菜の便利帳」(高橋書店,2008)
広井敏男「雑木林へようこそ」(新日本出版,2003)
原 剛「農から環境を考える」(集英社新書,2001)
主な関連科目 圃場a,里地里山学
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
実習終了後およびメールにおいて随時受け付ける.

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人間環境学部人間環境学科(フィールド科目) FHES16153 2018~2020 1・2・3・4