授業コード | 50017304 | クラス | 04 |
科目名 | マインド・リテラシー形成ゼミナールb | 単位数 | 2 |
担当者 | 宮川 卓也 | 履修期 | 後期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 科学論・環境問題文献講読 |
授業の概要 | 大学生が身につけるべき最重要能力は読む力と書く力、そして考える力である。本ゼミは、科学技術、社会、環境問題に関する文献を読み、現代において科学技術や環境問題がどのような性格をもつのか、それについてわれわれはどう考えるべきなのか議論することを通じて、読み、書き、考える力を身につけることを目的とする。また本ゼミでは、日本人の食と環境問題に関する最近の著作3冊(『食の実験場アメリカ』『食料植民地ニッポン』『大量廃棄社会』)を通読することで、身近な問題から環境問題を捉え直しつつ、基礎知識の向上も目的に掲げる。 本講義は対面式で行う。 |
学習の到達目標 | 1) 文献購読を通じて、現代社会を特徴付ける科学技術とは何なのか、それは歴史的にどのように形作られたのか、わたしたちにとって科学技術とは何なのかを深く考え、その考えを自身の言葉で表現できるようになることを目標とする。特に科学や環境の歴史的な経緯を踏まえたうえで現代社会における科学技術に関連する問題群の理解を深めることを重要な目標に置く。 2) 毎週の課題を通じて、文章作成力の向上を目標とする。 |
授業計画 | 第1回 | ゼミの進め方・授業計画の説明、読書課題の紹介、受講生の問題意識の共有。 |
第2回 | 『食の実験場アメリカ』1章 | |
第3回 | 『食の実験場アメリカ』2章 | |
第4回 | 『食の実験場アメリカ』3章 | |
第5回 | 『食の実験場アメリカ』4章 | |
第6回 | 文章の書き方 | |
第7回 | 『食料植民地ニッポン』第一部 | |
第8回 | 『食料植民地ニッポン』第二部 | |
第9回 | 『食料植民地ニッポン』第三部 | |
第10回 | 『食料植民地ニッポン』第四部 | |
第11回 | 『食料植民地ニッポン』第五部 | |
第12回 | 『大量廃棄社会』1章 | |
第13回 | 『大量廃棄社会』2〜3章 | |
第14回 | 『大量廃棄社会』4〜5章 | |
第15回 | 『大量廃棄社会』6〜7章 |
授業外学習の課題 | 読書課題を熟読し、毎週読書ノートを用意すること。 読書課題に関連するニュースや話題を自ら見つけてくること。 |
履修上の注意事項 | 0) 受講生は特別な理由のない限り毎回出席すること。 1) 受講生は第1回の授業が始まるまでに課題図書3冊を入手しておくこと。 2) 受講生は必ず読書課題を熟読して参加すること。 3) 受講生は必ず毎回A4で1~2枚の読書ノート(課題を読んで自分が考えたこと、疑問に思ったことなど)を書いてくること。メモの書き方については初回のゼミで説明する。 4) 受講生は積極的に議論に参加すること。自分の考えを自分の言葉で表現するよう努力すること。 5) 受講生は大人の分別をもってゼミに臨むこと。 6) 授業の進度はゼミの状況に応じて変更する可能性がある。 |
成績評価の方法・基準 | 授業への取り組み(100%)で評価する。無断欠席は認めない。提出物が一つでも欠けると成績評価の対象外とする。 |
テキスト | 1) 鈴木透『食の実験場アメリカ』中公新書、2019年 2) 青沼陽一郎『食料植民地ニッポン』小学館文庫、2017年 3) 中村和代・藤田さつき『大量廃棄社会』光文社新書、2019年 |
参考文献 | エリック・シュローサー『ファストフードが世界を食いつくす』草思社文庫、2013年 ヴァンダナ・シヴァ『食糧テロリズム』明石書店、2006年 ジョゼ・ボヴェほか『地球は売り物じゃない!』紀伊国屋書店、2001年 その他、授業中に適宜紹介する。 |
主な関連科目 | 「現代環境思想」「科学技術社会論」 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
原則的に月曜日2限とするが、事前に必ずアポをとること。それ以外の曜日・時間については応相談。 読書ノートのフィードバックは毎回の授業で行う。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
人間環境学部人間環境学科(ゼミナール科目) | - | 2011~2016 | 2・3・4 |
人間環境学部人間環境学科(ゼミナール科目) | FHES27104 | 2017~2017 | 2・3・4 |