授業コード 50016400 クラス
科目名 日本語の技術b 単位数 1
担当者 中園 篤典 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 日本語文章能力の育成
授業の概要  この授業は、学生の文章力に焦点を当てます。
 文章力とは、(1)書字力(語彙力、漢字力)、(2)作文力(語を使い分ける力、文を組み立てる力、文章を構成する力)、(3)創作力の3つを言います。
 この授業では、議論において自分の主張を首尾一貫した論旨で400字程度の文章を書く能力の育成を目指します。具体的には、論説文への反論を書く時に必要な能力について、講義し、反論の技術を身につけるとともに、文章を書くことについての行動変容を目指します。
 ※ただし、学生の理解度によって変更の可能性があります。
学習の到達目標 以下の態度が出来るようになる(倉澤(1987:58))。
(1)いやがらずに文章を作る態度
(2)面白いことがあったら書いて人に読ませようとする態度
(3)大事なことや必要なことを書きとめておいて、後で役立てようとする態度、
(4)自分の書いたものを読み返して、より完全なものにまとめ上げようとする態度
授業計画 第1回 授業概要①(「議論の技を学ぶ」とは)
第2回 授業概要②(レトリックの理論的背景)
第3回 議論の技を学ぶ①「定義」(説得的定義と論証的定義)
第4回 議論の技を学ぶ②「類似」(正義原則)
第5回 議論の技を学ぶ③「譬え」(価値の転移)
第6回 議論の技を学ぶ④「比較」(勿論解釈)
第7回 議論の技を学ぶ④「因果関係」(正当化)
第8回 論理トレーニング(三角ロジックとは何か)
第9回 反論の訓練①「型の習得」
第10回 反論の訓練②「複数の根拠に反論する」
第11回 反論の訓練③「大前提に反論する」
第12回 類似からの議論で反論する①(意見文A)
課題文の分析・反論のポイントと反論の方法
第13回 類似からの議論に反論する②(意見文B)
課題文の分析・反論のポイントと反論の方法
第14回 類似からの議論に/で反論する③(新聞社説)
文章構成のモデル・作文例
第15回 全体のまとめ
授業外学習の課題 (1)書く力の強化
 参考文献(※書く力)を読み、文章の論理的な構成を意識する。
(2)読む力の強化
 参考文献(※読む力)を読み、使用語彙を増やす。
履修上の注意事項 オンデマンド型(動画配信)による授業とします。
成績評価の方法・基準 (1)授業に関するワークシート60%
(2)調べ学習による課題プリント40%
※講義の進行により、変更の可能性あり
テキスト レジュメ(要点を整理したプリント)を配布。
参考文献 ※書く力
香西秀信『反論の技術』明治図書
香西秀信『議論の技を学ぶ論法集』明治図書
香西秀信『「反論力」養成ノート』亜紀書房
※読む力
横山雅彦『ロジカル・リーディング』大和書房
主な関連科目 日本語の技術a、日本語運用論
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
その他の質問等は、Moodleで対応する。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人間環境学部人間環境学科(キャリア形成科目) 2011~2016 1・2・3・4
人間環境学部人間環境学科(キャリア形成科目) FHES16102 2017~2017 1・2・3・4
人間環境学部人間環境学科(入門科目) FHES11121 2018~2020 1・2・3・4