授業コード 50013700 クラス
科目名 経済学入門 単位数 2
担当者 坂本 智幸 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 経済学入門 (Lecture on Introductory Economics)
授業の概要 経済学は大別するとミクロ・マクロ経済学で構成される.本講義では,初学者が学ぶための標準的なテキストを用いてミクロ(第2−12回),マクロ経済学(第13−14回)の入門的な内容を学修する.講義では市場取引に関する事例や経済統計などを用いて現実の経済の動きや仕組みも紹介する.
学習の到達目標 講義の内容を理解し,基礎科目,発展科目,及びゼミナール科目における学修につながる基礎的な事項を修得する.
授業計画 第1回 講義ガイダンスとイントロダクション(経済学とはどのような学問か)
第2回 家計①(需要と供給)
第3回 家計②(需要曲線と消費者行動)
第4回 企業①(供給曲線とは)
第5回 課題授業(第1回)
経済学の基本的な考え方と経済学に基づく思考の学習
第6回 企業②(利潤最大化と供給行動)
第7回 市場(市場取引と資源配分)
第8回 独占の理論
第9回 完全競争と独占的競争
第10回 課題授業(第2回)
経済学に基づく簡易実験による個別・市場需要曲線の導出プロセスの学習
第11回 市場の失敗①(外部効果)
第12回 市場の失敗②(公共財)
第13回 経済をマクロからとらえる
第14回 経済はなぜ成長するのか
第15回 課題授業(第3回)
外部不経済の学習と具体的な事例に基づく外部不経済の実際についての学習
授業外学習の課題
  1. 1回の講義につき4時間程度の予習・復習が求められる.授業外学修においては講義の内容の理解を深めるために予習・復習に十分な時間を充てること.

  2. 講義内容の理解を深めるには,配布するレクチャーノートや参考文献を併用しながら教科書を熟読することが有益である.

  3. 講義や復習の中で生じる疑問は,講義終了の時間,オフィスアワー,Moodleのアンケート(コメントシート)を活用すること.
履修上の注意事項

  1. 講義で説明する内容には連続性があるので,欠席せず積極的に講義に参加すること(講義への出席は当然だと考えている)

  2. 履修登録終了後,担当教員が履修者名簿を用いて受講生をMoodleに登録するが,タイミングの問題から履修登録を変更した学生の登録は行っていない.従って,Moodleを利用できないと分かった受講生は,その時点で速やかに担当教員に連絡すること.

  3. 受講生の理解に応じて講義の進捗を調整する.従って計画の一部が省略されるか,前後する場合もある.

  4. 第5回,10回,及び15回の講義内容は,課題授業とする.詳細は講義の中,及びMoodleで指示する.これら以外の講義はzoom(オンライン形式)で行う.

成績評価の方法・基準 学習の到達目標に記載する事項の理解度について,各回の講義内容の理解度を確認する課題と受講態度等(40%),及び講義内容に基づく論理的考察力を測る課題授業の成果物(60%)から測り,その結果を基に評価する.
テキスト

  1. 伊藤元重(2015)『入門経済学(第4版)』,日本評論社,528ページ.

参考文献

  1. 梶谷・鈴木(2016)『しっかり基礎からミクロ経済学 LQアプローチ 数学の復習(詳細版)』.数学付録はインターネットから入手可能
主な関連科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
講義終了時,オフィスアワー(火曜日5時限・第2研究棟1F)において,講義の中で生じた質問等に応ずる.またMoodleで行う授業アンケートも質問に活用してもらいたい

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人間環境学部人間環境学科(基礎科目) 2011~2016 1・2・3
人間環境学部人間環境学科(基礎科目) FHES13102 2017~2017 1・2・3
人間環境学部人間環境学科(入門科目) FHES11115 2018~2020 1・2・3・4