授業コード 50005800 クラス
科目名 環境NPO・NGO論 単位数 2
担当者 松川 太一 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 NPO・NGOと社会的責任 NPO/NGOs and Social Responsibility
授業の概要 環境問題をはじめとする様々な社会問題の解決において重要な役割を果たしているNPO・NGOについて学ぶ。

まず、NPO・NGOという組織が現代社会において求められている理由について学ぶ。その際、多くの受講生にとってNPO・NGOの世界への入口となるボランティア活動について考える。

次に、環境問題をはじめとする社会問題解決を事業化する組織としてのNPO・NGOという視点から、NPO・NGOのマネジメントやマーケティング、組織の法人化と特定非営利活動促進法(NPO法)、事業計画の立て方について学ぶ。

最後に、NPO・NGOと政府・行政や企業との連携、SDGs、ISO 26000など、現代社会におけるNPO・NGOや社会的責任に関する動向について学ぶ。
学習の到達目標 ・ボランティアやNPO・NGOが現代社会において求められている理由について説明することができる。
・特定非営利活動促進法(NPO法)、公民連携、SDGs、ISO 26000など、現代社会におけるNPO・NGOや社会的責任に関する動向について説明することができる。
・環境問題をはじめとする社会問題の解決に向けて、おおまかな事業計画を立案することができる。
授業計画 第1回 なぜNPOは求められるのか
第2回 ボランティアとは何か
第3回 受講者が参加した/参加しているボランティア・NPO・NGOについて
第4回 NPOとは何か
第5回 どのようなマネジメントやマーケティングはNP0には必要か
第6回 どのようにNPOは資金調達するのか
第7回 なぜ特定非営利活動促進法(NPO法)は制定されたのか
第8回 どのように事業計画を立てるのか
第9回 社会的起業家・社会的企業とは何か
第10回 なぜ政府・行政はNPOと連携するのか
第11回 政府・行政とNPOの連携における問題点は何か
第12回 なぜ企業はNPOと連携するのか
第13回 SDGs(持続可能な開発目標)とは何か
第14回 ISO 26000(組織の社会的責任の手引)とは何か
第15回 第1回から第14回のふりかえり(確認テストと解説を含む)
授業外学習の課題 【履修上の注意】第3回では、受講者が参加した/参加しているボランティア・NPO・NGOに関する調査結果にもとづいて授業を行う。これまでの人生の中でほとんどの受講者は「ボランティア」と呼ばれるものを何かひとつ体験していると思うが、もしこれからボランティア等への参加を検討している受講者は学内のピア・カウンター(ひろしま未来協創センター)や学外機関等で提供されている関連情報に注意して積極的に参加しておくこと。

文部科学省の省令(大学設置基準)では、単位修得には少なくとも授業時間の2~3倍の授業外学習を求めていることを念頭に置いて、下記をはじめとする授業外学習に取り組むこと。
・テキスト、ノート等を熟読して予習、復習をすること。
・授業内容に関連する課題が出された時は取り組むこと。
・日常的に書籍、新聞記事、インターネット等から環境問題をはじめとする社会問題について情報を入手し、その情報を授業内容と関連づけて考える習慣を身につけること。
履修上の注意事項 ・上記の【履修上の注意】を確認しておくこと。
・資料配布、課題提出、確認テスト等にMoodleを利用する予定である。
・質問や意見の表明など、受講者の積極的な姿勢を歓迎する。
成績評価の方法・基準 授業内で実施する確認テスト(70%)、授業への取り組み(30%)を総合的に評価する。
ただし、受講者数により成績評価の方法・基準を変更する場合がある。
テキスト ・澤村明・田中敬文・黒田かをり・西出優子, 2017,『はじめてのNPO論──一緒に役割を考えよう』有斐閣.(ISBN:9784641150416)1,900円+税
参考文献 ・藤岡喜美子・後房雄, 2016,『稼ぐNPO──利益をあげて社会的使命へ突き進む』カナリアコミュニケーションズ.(ISBN:9784778203221)
その他、授業に関連した文献を紹介する。
主な関連科目 人間環境学概論、環境コミュニケーション入門、環境コミュニケーション論、環境社会学
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業中、授業終了後に、Moodleもしくはメール等で対応する。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
商学部経営学科(B群) 2012~2016 2・3・4
人間環境学部人間環境学科(基幹科目Ⅰ) 2011~2016 2・3・4
人間環境学部人間環境学科(基幹科目Ⅰ) FHES24111 2017~2017 2・3・4
人間環境学部人間環境学科(基礎科目) FHES23113 2018~2020 2・3・4