授業コード 50004800 クラス
科目名 環境監査論 単位数 2
担当者 岩田 裕樹 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 環境監査 Environmental audit
授業の概要 この講義では、企業の環境問題への取り組みと監査の関係について講義を行う。中心的に扱うテーマは、以下の2点である。
①企業の環境規制の遵守に関する監査
行政機関により環境規制が課された場合、どのようにして企業にその規制を遵守させるのかという問題が存在する。この問題について簡単な経済モデルに基づいて議論を行う。
②環境マネジメントシステムに関する監査
企業の環境経営において環境マネジメントシステムの構築が重要視されている。その中で、環境マネジメントシステムが有効に機能しているかという問題を客観的(第3者的)視点から判断すること(環境監査)が必要である。本講義では、環境監査を自主的に行う背景にある企業の行動原理、環境監査の概要、その内容と手法、企業経営にもたらす影響等について、特にISO14001の認証取得に主眼を置き講義を行うことを目的とする。
学習の到達目標 環境監査が企業経営に対しどのような意味を持つのかを理解できるようになる。環境監査の計画から実践に関する一連の流れを理解できるようになる。
授業計画 第1回 イントロダクション
第2回 監査と環境監査とは
第3回 環境監査が行われる背景①概論
第4回 環境監査が行われる背景②各論
第5回 環境規制と環境監査①概論
第6回 環境規制と環境監査②基本モデル
第7回 環境規制と環境監査③モデルの拡張
第8回 環境経営の基本的な枠組み
第9回 環境経営と環境マネジメントシステム
第10回 EMS監査と情報の非対称性
第11回 EMS監査とISO14001の概要
第12回 EMS監査の手法
第13回 補講1
環境パフォーマンス監査における監査ミスについての考え方
第14回 補講2
環境パフォーマンス監査における監査ミスの理論分析
第15回 補講3
EMS監査における第三者認証への需要
授業外学習の課題 講義中に指示された課題については、指定された期限までに指定された方法(主にmoodleを)で提出してください。
履修上の注意事項 講義はZOOMを使用して行います。
講義内容には連続性があるので、欠席をせずに参加すること。
履修者の理解に応じて進度は調整するため、計画が前後したり一部省略することもある。
2018年度以降入学の学生については、この科目は発展科目「環境と産業」の履修前提科目となっている。
13,14回はオンディマンド形式で実施します。
15回はレポート課題とします。
成績評価の方法・基準 レポート課題(60%)
授業への取り組み(小テスト、課題など)(40%)
以上より総合的に評価します。
テキスト 講義内容に関連するレジュメを配布します。(moodleで事前にダウンロードすること)
参考文献 講義において適宜指示する。
主な関連科目 環境ガバナンス論、環境と産業
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
課題等に関する質疑については講義終了後に受け付ける。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
商学部商学科(E群) 2012~2016 2・3・4
商学部経営学科(B群) 2012~2016 2・3・4
人間環境学部人間環境学科(基幹科目Ⅰ) 2011~2016 2・3・4
人間環境学部人間環境学科(基幹科目Ⅰ) FHES24106 2017~2017 2・3・4
人間環境学部人間環境学科(基礎科目) FHES23104 2018~2020 2・3・4