授業コード 50004300 クラス
科目名 資源とエネルギー 単位数 2
担当者 坂本 智幸 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 資源・エネルギー論 (Markets and Policies of Natural Resource and Energy )
授業の概要 資源やエネルギーが私たちの生活において不可欠なものである一方,これらの過剰な利用が私たちの生活を脅かす可能性がある.持続可能な社会における資源・エネルギーの選択・利用のあり方を考える際に必要なことがらについて説明していく.
学習の到達目標 講義の内容を理解し,基礎科目,発展科目,及びゼミナール科目における学修につながる基礎的な事項を修得する.
授業計画 第1回 講義ガイダンスとイントロダクション(資源・エネルギーについて)
第2回 再生可能資源の利用と管理
第3回 鉱物資源の利用(技術,市場,社会)
第4回 鉱物資源の鉱山開発と精錬
第5回 課題授業(第1回)
提示した鉱物資源に関する学術資料を読み,鉱物資源を巡る現状と将来の課題について考察した結果をまとめる.
第6回 外部講師による講義『国内外における石炭の役割と課題』
(エネルギー資源の利用と将来:石炭)
第7回 エネルギー資源の利用と将来:石油,天然ガス,シェールガス
第8回 エネルギー資源の利用と将来:再生可能エネルギー
第9回 エネルギー資源の利用と将来:原子力エネルギー
第10回 課題授業(第2回)
シェール革命とそれによるエネルギー経済・国際政治に与えた影響に関する提示した学術論文をレビューし,所定のフォーマットにまとめる.
第11回 熱機関と火力発電
第12回 規制緩和と電力・ガス市場の現状と課題
第13回 国際取引市場における鉱物・エネルギー資源の価格形成の仕組み
第14回 社会・環境から見た最適なエネルギー・システム
第15回 課題授業(第3回)
これまでの講義の内容と提示した資料群から,最近の気候変動による自然災害がもたらす再生可能エネルギーへの新たな課題とその対応について考察した結果をまとめる.
授業外学習の課題

  1. 1回の講義につき4時間程度の予習・復習が求められる.授業外学修においては講義の内容の理解を深めるために予習・復習に十分な時間を充てること.

  2. 講義内容の理解を深めるには,参考文献の中から興味のあるものを読み進めることも有益である.

  3. 講義や復習の中で生じる疑問は,講義終了の時間,オフィスアワー,Moodleのアンケート(コメントシート)を活用すること.

履修上の注意事項

  1. 講義で説明する内容には連続性があるので,欠席せず積極的に講義に参加すること(講義への出席は当然だと考えている)

  2. 履修登録終了後,担当教員が履修者名簿を用いて受講生をMoodleに登録するが,タイミングの問題から履修登録を変更した学生の登録は行っていない.従って,Moodleを利用できないと分かった受講生は,その時点で速やかに担当教員に連絡すること.

  3. 受講生の理解等に応じて講義の進捗を調整する.従って計画の一部が省略されるか,前後する場合もある.

  4. 第5回,10回,及び15回の講義内容は課題授業とする.詳細は講義の中,及びMoodleで指示する.

  5. 上記講義回以外の講義はzoom(オンライン形式)で行う.

成績評価の方法・基準 学習の到達目標に記載する事項の理解度について,各回の講義内容の理解度を確認する課題と受講態度等(40%),及び講義内容に基づく論理的考察力を測る課題授業の成果物(60%)から測り,その結果を基に評価する.

学習の到達目標に記載する事項の到達度について,期末試験(60%),講義内容の理解の到達度を確認した結果や提出された課題といった受講態度等(40%)から測り,これを基に評価する.
テキスト 講義の中で必要に応じて紹介する.
参考文献

  1. 新宮原正三(2016)「科学技術の発展とエネルギーの利用」,コロナ社.

  2. 吉田邦夫(2008)「クリーンエネルギー社会のおはなし」,日本規格協会

  3. 西山 孝・別所 昌彦(2011)「統計データからみる 地球環境・資源エネルギー論」,丸善出版,160頁.

  4. 資源エネルギー庁(2018)「平成29年度エネルギーに関する年次報(エネルギー白書2018)」,http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/(Access: 2019/2/8/)

主な関連科目 資源経済学,環境経済学
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
講義終了時,オフィスアワー(火曜日5時限・第2研究棟1F)において,講義の中で生じた質問等に応ずる.またMoodleで行う授業アンケートも質問に活用してもらいたい..

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人間環境学部人間環境学科(リテラシー形成科目) 2011~2016 1・2・3・4
人間環境学部人間環境学科(リテラシー形成科目) FHES12109 2017~2017 1・2・3・4