授業コード 41026500 クラス
科目名 労働経済学Ⅰ 単位数 2
担当者 岡村 和明 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 労働経済学:理論編(Theory of Labor Economics)
授業の概要 人々が幸せに働くことのできる社会について考えることがこの講義の目的です。この講義では“労働”をキーワードに、働く人たち、企業および政府から成る経済活動についての理解を深め、人々が幸せに働くことのできる社会について考えるための経済学的思考を学ぶことを目的とします。前半は、標準的なミクロ経済学の分析ツールを使って労働供給、労働需要、労働市場の理論を学びます。後半は、マクロ経済学の視点から失業、賃金格差、企業内労働市場、労使関係といった個別のテーマに関する理論を学びます。ミクロ経済学およびマクロ経済学の知識を必要としますので、その点を理解した上で受講してください。
学習の到達目標 働くことにまつわる諸問題について、自分なりに理解し、批判的に検討できるようになるための論理的思考力・分析力を修得することを目標とします。
授業計画 第1回 ガイダンス
第2回 労働力とは何か? -失業率の落とし穴!?-
第3回 労働供給のメカニズム(1)-就業・非就業、労働時間の決定はどのように行われているのか?-
第4回 労働供給のメカニズム(2)-夫と妻の家庭内分業はどのように決まるのか?-
第5回 労働需要のメカニズム -採用・解雇はどのように決まるのか?-
第6回 労働時間決定のメカニズム -時間外労働って???-
第7回 労働市場とは何か? -社会保険料は誰の負担?-
第8回 中間試験に向けた練習問題および模範解答を用いたフィードバック
第9回 これまでの講義のまとめ、中間試験
第10回 失業 -失業いろいろ-
第11回 賃金格差 -格差って何?-
第12回 企業内労働市場 -企業内におけるインセンティブ・システム-
第13回 労使関係 -労働組合の役割って?-
第14回 労働政策 -働く人にまつわる諸政策について学んでみよう-
第15回 講義のまとめ、期末レポートに関するフィードバック
授業外学習の課題 予め講義資料をShudo Moodleにアップしておきますので、事前に予習をしておくこと。
また毎回、講義の最後に小テストを実施します。解答はShudo Moodleにアップしておきますので、事後の復習も必ず行ってください。
履修上の注意事項 授業はMoodleで行い、授業全体として、アクセス状況、課題提出を重視する。詳細は授業で指示する。
成績評価の方法・基準 Moodle上で実施する中間試験(40%)、期末試験(60%)を目安に総合的に評価する。
テキスト 教科書は使用しません。毎回の講義資料は予めShudo Moodleにアップしておきますので、事前にダウンロードしておくこと。
参考文献 太田 聰一、橘木 俊詔 『労働経済学入門 新版』 有斐閣 2012年
大竹文雄 『労働経済学入門』 日経文庫 1998年
清家篤 『労働経済』 東洋経済新報社 2002年
主な関連科目 ミクロ経済学、マクロ経済学
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
Moodle上で適宜、質問や相談を受け付けます。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
経済科学部現代経済学科(C群) 2011~2016 3・4
経済科学部現代経済学科(C群) FECE30311 2017~2018 3・4