授業コード | 40001400 | クラス | |
科目名 | ファイナンス論Ⅱ | 単位数 | 2 |
担当者 | 岩永 安浩 | 履修期 | 後期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | ファイナンス論Ⅱ:Finance Theory Ⅱ |
授業の概要 | 本講義では, 初めてファイナンスを学ぶ学生を対象に入門的なファイナンス論の講義を行います。ファイナンス論は金融実務に深く浸透していますが, 金融機関への就職を希望する学生だけでなく, 多くの学生にとって将来必要となるであろうファイナンスの基礎知識を体系的に学べる授業を提供します。本講義では, 数学に基づいて厳密に理論を学ぶよりも基礎をきちんと習得することを重視します。最低限の数学的な理解は必要ですが, 直観的に理解できるよう意識した講義を行います。また, 演習を通じて理解をより深めることを目指します。本講義の受講者の中には将来, 金融業界への就職を志望する人もいるかと思います。本講義では, 証券市場と関わりが深い資産運用業界の実務や最近の動向についても紹介します。ファイナンス論Ⅱでは, ポートフォリオ理論やデリバティブの基本的な考え方について学びます。 本講義は, 「実務経験のある教員による授業科目」です。担当教員は信託銀行などでファンドマネージャー, 自己勘定トレーダー, クオンツアナリストなど資産運用業務に18年間に渡って従事してきました。本講義は, 資産運用の実務で実際に活用されている理論を学習した上で, その利用方法を演習を通じて習得します。 |
学習の到達目標 | 本講義では, ポートフォリオ理論やデリバティブの基礎的な知識, 理論を習得し, 理論に基づいてポートフォリオの構築やデリバティブの価値評価ができるようになることを目標とします。 |
授業計画 | 第1回 | ガイダンス |
第2回 | 統計の基礎知識:講義で用いる統計の基礎知識について | |
第3回 | ポートフォリオ理論(1):投資におけるリスクとリターンと期待効用について | |
第4回 | ポートフォリオ理論(2):資本資産評価モデルについて | |
第5回 | ポートフォリオ理論(3):資本資産評価モデルの応用について | |
第6回 | ポートフォリオ理論(4):機関投資家が行っている主な株式投資戦略 | |
第7回 | 演習(1):ポートフォリオ理論に関する演習 | |
第8回 | 先物の理論(1):先物の基礎的な理論について | |
第9回 | 先物の理論(2):先物の実際の活用例について | |
第10回 | オプションの理論(1):オプションの基礎的な理論について | |
第11回 | オプションの理論(2):オプションの実際の活用例について | |
第12回 | 演習(2):先物・オプションに関する演習 | |
第13回 | アセットアロケーション(1):アセットアロケーションの理論について | |
第14回 | アセットアロケーション(2):アセットアロケーションの実務について | |
第15回 | 資産運用の最近の動向:資産運用の学術と実務の最近のトピックス |
授業外学習の課題 | 講義で扱った練習問題を中心に講義資料を復習して下さい。 |
履修上の注意事項 | 関数機能付電卓またはノートPCを用いて, 計算問題を解く演習を行います。 ファイナンス論Ⅰで学習する知識を習得していることを前提として, 講義を行います。 【対面授業】無 【非対面授業】有(同時双方向:無、オンデマンド:有、課題研究:無) |
成績評価の方法・基準 | 【期末試験】無 小テストに受講状況を考慮して評価します。 |
テキスト | 特に指定しません。 |
参考文献 | (1) 藤林宏・袖山則宏・矢野学・角谷大輔著 『EXCELで学ぶファイナンス2 証券投資分析』 金融財政事情研究会 (2) 小林 孝雄・芹田敏夫著 『新・証券投資論 Ⅰ 』 日本経済新聞社 |
主な関連科目 | ファイナンス論Ⅰ |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
基本的には, 講義の前後に質問等を受け付けます。それ以外の時間では, 事前にE-mailで連絡の上, 予約を取るようにして下さい。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
経済科学部現代経済学科(B群) | - | 2011~2016 | 3・4 |
経済科学部現代経済学科(C群) | FECE30316 | 2017~2018 | 3・4 |