授業コード | 30092100 | クラス | |
科目名 | 特別講義A(国際法の現代的諸問題) | 単位数 | 2 |
担当者 | 柳生 一成 | 履修期 | 第4学期 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 国際法の現代的諸問題 Recent development and problems of Public International Law |
授業の概要 | グローバル化が進んだ現在、国際社会においては、犯罪や環境破壊などのさまざまな問題は国境を越えて生じます。本授業においては、スライドを使用した講義形式を中心としつつ、「国際法」で学んだ知識を確認・応用しながら、マネーロンダリングなど経済的な領域を中心としつつ現在の国際社会が抱える問題を国際法の観点から検討します。 |
学習の到達目標 | 本授業を受講することにより、 ①「国際法」の授業で学んだ知識を基礎として、より発展的な国際法の内容を理解できる ②現在、国際社会が抱える問題を法的視点から分析し、自らの見解を形成できる ようになることが目標です。 |
授業計画 | 第1回 | ガイダンス 授業の進め方、予習・復習の仕方、成績評価方法、および関連科目(「国際法」など)との関係を説明します。 |
第2回 | 領域 ロシアによるクリミアの編入の問題を素材として、領域などに関する国際法のルールを復習します。 |
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第3回 | 海洋 中国船舶の尖閣諸島周辺海域における航行などを素材として、無害通航権などのルールを復習します。 |
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第4回 | 刑事 犯罪人引渡に関する国際法のルールを詳しく見ます。 |
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第5回 | 経済 国際投資に関する主なルールの発展とその内容および紛争の解決手段などを詳しく見ます。 |
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第6回 | 武力の規制 日本法と国際法の「武力の行使」の概念の違いに触れつつ、武力の行使の禁止に関するルールを見ます。 |
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第7回 | ビジネスと人権、復習・補足説明 ビジネスと人権に関する概略を見ます。また、第1回~第6回までの重要事項を整理・復習した上で、質問などに対応した補足説明などを行います。 |
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第8回 | 国際租税法① 国際租税法に関する基本的なルールなどを確認します。 |
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第9回 | 国際租税法② OECDモデル租税条約の内容、税源侵食及び利益移転(BEPS)への国際的な対応などを見ます。 |
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第10回 | 国際経済刑法① 賄賂の取締りに関するルールを見ます。 |
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第11回 | 国際経済刑法② マネーロンダリング(資金洗浄)に関するルールを見ます。 |
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第12回 | 国内裁判所における国際法関連の判決 ①(事例研究) 国内の裁判所も国際法を適用して紛争を解決することがあります。日本の裁判所が扱った国際法に関する代表的事件を見て行きます。 |
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第13回 | 国内裁判における国際法関連の判決 ②(事例研究) 戦後補償に関する事件など、近年に日本の裁判所が扱った国家賠償に関する事件を見て行きます。 |
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第14回 | 国際司法裁判所などの近時の判決 (事例研究) 国際法の基本的知識を確認しつつ、Jadhav事件(2019年)など、国際司法裁判所をはじめとする国際裁判所が近年に出した判決を分析します。 |
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第15回 | 総括 授業で学んだ重要事項に触れつつ、総括を行います。質問などに対応した補足説明なども行います。 |
授業外学習の課題 | ・復習を重点的に行ってもらうことを予定していますが、予習として、事前に配布した資料を読んで、その内容をまとめ、授業に臨んでもらう課題を出すことがあります。 ・復習として、授業で配布した資料を読み返したり、重要な用語の暗記などをして下さい。 ・授業外の学修は60時間行って下さい。 |
履修上の注意事項 | ・「国際法」または「国際社会と法」を受講していることを前提として授業を行います。 ・教員と学生との間のまたは学生同士の質疑応答などを交えた授業形式をとる可能性があります。 ・授業への参加度・課題への取り組みを重視するので、授業中の私語、スマートフォンの使用、居眠り、途中退室などは厳に慎んで下さい。教員が注意したにもかかわらず、それらを継続する者には、授業への参加を認めないことがあります。 ・【対面授業】無 【非対面授業】有(同時双方向:有、オンデマンド:有、課題研究:無) |
成績評価の方法・基準 | レポート2回(計100%)を基礎として総合的に評価します。 【期末試験】無 |
テキスト | 必要に応じてレジュメ・資料を配布します。 ※『国際条約集』(出版社は問わない)を必ず授業に持参して下さい(初回ガイダンス時に説明します)。 |
参考文献 | 玉田大ほか『国際法』(有斐閣、2017)ほか国際法の教科書・基本書 ※必要に応じて、各回の参考文献を追加で紹介します。 |
主な関連科目 | 国際法、国際社会と法、国際組織論、国際人権論 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
・オフィスアワーまたは授業終了時に質問を受けます。それ以外の時間に質問を希望する学生は、日程調整のため、授業後に声をかけるか、または事前にメールして下さい。気軽に質問して下さい。 ・レポートの講評はMoodle等において公表します。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
法学部法律学科(発展科目) | FLLA20921 | 2018~2020 | 2・3・4 |