授業コード | 20092200 | クラス | |
科目名 | 応用言語学研究特講(バイリンガリズムと第2言語習得) | 単位数 | 2 |
担当者 | 戸出 朋子 | 履修期 | 後期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 応用言語学研究特講(バイリンガリズムと第2言語習得)Applied Linguistics (Bilingualism and Second Language Acquisition) |
授業の概要 | バイリンガリズム・マルチリンガリズムの視点から,第2言語習得と言語教育について概観する。第2言語とは,第1言語を習得した後で学ぶ言語のことを言う。それが2番目に学ぶ言語であっても3番目に学ぶ言語であっても,すべて第2言語と呼ぶ。つまり,第2言語を学ぶとは,二言語使用者,多言語使用者になるということである。この講義では,第2言語習得の基本的な理論を学ぶとともに,バイリンガル・マルチリンガルについての最新理論を知り,第2言語を学ぶことに意義を考える。さらに,世界の言語政策,言語教育についての情報を得,世界の言語に関する「不平等」の問題について考える。その上で,日本の言語政策,言語教育についての望ましい在り方を考える。 |
学習の到達目標 | 1. 関係する用語を正しく定義することができる 2. 基本的な理論について,自分の言葉で説明することができる 3. 言語に関する「不平等」について,世界的な視野から考え,事例をあげながら論ずることができる 4. 以上の知見に基づき,これからの日本の望ましい言語政策・言語教育の在り方を考え,発表することができる |
授業計画 | 第1回 | オリエンテーション 用語について |
第2回 | 世界の英語達(アメリカ・イギリス英語こそが正当な英語?) | |
第3回 | ネイティブスピーカーの英語を目指す? | |
第4回 | 学んでから使う?使うことを通して学ぶ? | |
第5回 | 早ければ早いほどいい? | |
第6回 | あなたはバイリンガル? | |
第7回 | バイリンガル達が抱えている問題(アメリカを中心に) | |
第8回 | 人種差別と言語の問題 | |
第9回 | 言語教育―母語の重要性とトランスランゲージング | |
第10回 | 中間まとめ コースプロジェクトに向けて | |
第11回 | 英語へのあこがれ、恐れ | |
第12回 | 外国語教育の目的を考える | |
第13回 | 日本の外国語教育政策 | |
第14回 | 日本における多文化共生 | |
第15回 | これからの望ましい日本の言語教育 |
授業外学習の課題 | 毎時間のリフレクション、指定図書の読書、レポート 2時間以上の授業外学習が必要です。 |
履修上の注意事項 | 【対面授業】無 【非対面授業】有 (オンデマンド有) |
成績評価の方法・基準 | 【期末試験】無 レポート課題60%、授業への取り組み姿勢40%で評価します。 |
テキスト | 久保田竜子『英語教育幻想』ちくま新書 ISBN 978-4480071569 菊池聡(2018) 『<超・多国籍学校>は今日もにぎやか!多文化共生って何だろう』岩波ジュニア新書 ISBN978-4-00-500886-5 |
参考文献 | |
主な関連科目 | 中等教科教育法(英語)I 言語教育法特講 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
授業後すぐ。あるいは,メールでアポイントメントをとってください。メールアドレスは,第1回にお知らせします。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
人文学部英語英文学科(英語学・英語教育学) | FHEN30309 | 2017~2020 | 2・3・4 |