授業コード 20090200 クラス
科目名 英米の文化・文学ゼミナールA(イギリス短編小説読解) 単位数 2
担当者 市川 薫 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 イギリス短編小説読解
授業の概要  授業では20世紀にイギリスを中心とした英語圏で発表された短編小説を精読する。それなりに骨のある作品を択ぶので、前日にちょこちょこっと予習するだけではついてくることはできない。発表者(ひとり半頁ほどをあてる)は、発表用ハンドアウトを作り、それをわかりやすく説明できるよう準備すること。短編作品を読み終わったら、意見交換会を開き、それをベースにしてレポート(2000字程度)を作成する。そして、最後に研究者による作品論(論文)を読む。
 成績評価は発表、レポート、英語試験、授業への取り組み姿勢によって行う。。
 ゼミナールの中心はゼミ生による「発表」である。英語をしっかり読むことは当然のこととして、ハンドアウトの作成についても試行錯誤を繰り返し、回を重ねるごとに良い発表になるよう心掛けること。
学習の到達目標 ①英文を正確に理解し、理解した内容を日本語として通用する訳文として提示できるようになること
②読んだ作品についての印象や感想をレポートにまとめることができること。
③研究者による「論文」を読み、「論」の組み立て方や作法を知ること。
④口頭発表用のハンドアウトの作成、及び、人に向かってわかりやすい「説明」ができるようになること。
⑤文学作品の読解を入口にして、様々な事象に興味を持つこと。
授業計画 第1回 この授業の狙い、予習の方法・発表の方法などの説明。
第2回 The Garden Party 読解演習(1)pp.1-2.Expositon
第3回 The Garden Party 読解演習(2)pp.3-4.Complication, 1st stage
第4回 The Garden Party 読解演習(3)pp.5-6. Complication, 2st stage
第5回 The Garden Party 読解演習(4)pp.7-8. Complication, 3st stage
第6回 The Garden Party 読解演習(5)pp.9-10. Complication, 4st stage
第7回 The Garden Party 読解演習(6)pp.11-12. Complication, 5st stage
第8回 The Garden Party 読解演習(7)pp.13-14. Complication, 6st stage
第9回 The Garden Party 読解演習(8)pp.15-16. Climax and Denouement
第10回 The Garden Party 意見・感想交換会
第11回 The Garden Partyに関する論文輪読
*レポート提出
第12回 Araby 読解演習(1)pp.1-2. Exposition
第13回 Araby 読解演習(2)pp.3. Complication
レポート返却。レポート作成指導。
第14回 Araby 読解演習(3)pp.4-5. Complication
第15回 Araby読解演習(4)pp. 6 Claimax and Denoument
授業外学習の課題 予習・復習には最低2時間必要。内容をしっかり読み込み、辞書、事典を徹底的に調べながら訳文を作ること。発表担当の場合はもちろんそれ以上必要。特にハンドアウトをしっかり作ること。
履修上の注意事項 モットー:「家(図書館)で泣いて、教室で笑う」
  これは、予習をしっかり、準備段階でベスト・パフォーマンスを、という意味。ゼミ生が予習をしっかりしてくればしてくるほど教室は活性化し、いい意味での笑顔があふれる。こうかな、ああかな、と試行錯誤を繰り返すことで進歩してゆくもの。その結果としての、「まちがい」は「前向き」のそれなので、ゼミ生全体の財産となる。
成績評価の方法・基準 発表50%、レポート50%、授業発表担当日に無断欠席した場合は発表の25点の減点とする。つまり、それを2回行えば不合格。
テキスト プリントを用意する。
参考文献 小説の読み方を知る一助として、
平野啓一郎、『本の読み方ースロー・リーディングの実践』、『小説の読み方』、いずれもPHP選書
トーマス・C・フォースター、『大学教授のように小説を読む方法』、白水社
林文代、『英米小説の読み方・楽しみ方』、岩波書店
を読んでおくとよい。
また、レポートの書き方については以下の書物を参考にすること。
河野哲也『レポート・論文の書き方入門第3販』、慶應義塾大学出版会
主な関連科目 英米の言語文化ⅠからⅣ、翻訳関連の授業
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
Moodelを利用するので、有効活用してほしい。試験やレポートのフィードバックは授業及びMoodleを利用して行う。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文学部英語英文学科(英米の文化・文学) FHEN20205 2017~2020 2・3・4