授業コード | 20083800 | クラス | |
科目名 | 感情労働論演習(仕事におけるメンタルヘルス) | 単位数 | 2 |
担当者 | 田中 慶子 | 履修期 | 後期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 仕事におけるメンタルヘルスと感情労働 |
授業の概要 | 現代の労働の多くは対人サービス業となっており、労働の場面においては状況にふさわしい感情表出が求められるとともに、精神疾患を発症することのないように個人で心の健康を維持することが要請される。すなわち現代においては、個人による心の健康管理も労働に含まれる。 本演習では、仕事における心の健康=メンタルヘルスについて、感情労働の場面を通じて考察し、社会政策としてのメンタルヘルス対策および個々の感情管理における問題性について社会学的視角から分析する。 |
学習の到達目標 | 現代社会における感情労働を通じ、社会政策としてのメンタルヘルス対策および個々の感情管理における問題性について社会学的視点から考察できるようになる。 |
授業計画 | 第1回 | イントロダクション「演習の進め方について」 |
第2回 | 文献収集と論文執筆の方法について | |
第3回 | 現代社会におけるメンタルヘルス対策とは | |
第4回 | 職場におけるメンタルヘルス対策の変遷 | |
第5回 | 感情労働とは何か | |
第6回 | 個別発表:文献、テーマ設定 | |
第7回 | 個別発表:対人労働におけるメンタルヘルス疾患について | |
第8回 | 個別発表:対人労働におけるメンタルヘルス対策について | |
第9回 | 個別発表:対人労働における感情管理方法 | |
第10回 | 個別発表:感情規則と感情管理の問題性 | |
第11回 | 職務と感情労働の対価 | |
第12回 | メンタルヘルス疾患と感情労働の関連性 | |
第13回 | ディスカッション:メンタルヘルス疾患と感情労働問題の解決策 | |
第14回 | ディスカッション:仕事におけるメンタルヘルス | |
第15回 | 総括 |
授業外学習の課題 | 報告者は事前に指示された文献を読み、また課題に取り組み、毎回レジュメを作成して準備しておくこと。 また履修者全員、提示されたテーマの議論に参加するための準備をしておくこと。 |
履修上の注意事項 | 【対面授業】有 【非対面授業】無 〈非対面授業に変更になった場合〉同時双方向:有、オンデマンド:無、課題研究:無 本演習は参加者の報告が中心となるため、他の履修生の迷惑にならないよう、遅刻や欠席に十分注意すること。 また、次回の報告者を授業内に決めるため、欠席しないように心がけること。欠席する場合は、必ず事前に欠席の連絡をすること。 報告者は指示された文献のレジュメを作成して発表するため、文献講読の際には他の履修者も報告を理解するために必ず指示された文献箇所を読んでくること。 |
成績評価の方法・基準 | 【期末試験】無 授業への取り組み(報告、レジュメ、議論への参加など)50%と期末レポート50%を総合的に評価する。 |
テキスト | 講義内で適宜指示する。 |
参考文献 | 田中慶子『どんなムチャぶりにも、いつも笑顔で?!』松籟社 田中慶子・中根光敏『社会学する原動力』松籟社 |
主な関連科目 | 感情社会学演習、感情社会学、感情労働論 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
講義時間内で質問・相談を受け付ける。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
人文学部人間関係学科社会学専攻(自専攻科目) | - | 2011~2016 | 2・3・4 |
人文学部人間関係学科社会学専攻(専門演習科目) | FHHS34270 | 2017~2020 | 2・3・4 |