授業コード | 20083300 | クラス | |
科目名 | 感情社会学演習(ジェンダーとアイデンティティ) | 単位数 | 2 |
担当者 | 田中 慶子 | 履修期 | 前期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 「ジェンダー・アイデンティティ」と感情 |
授業の概要 | 現代社会では就職活動や労働の場面など様々な状況に応じて適切な自己表出が必要とされる。なかでも、社会的な規範にもとづいた性的役割の表出や個性の表出を求められて感情を作り上げていくが、それは他者から付与されるイメージ・評価から逃れることから困難であることも含む。 本演習では、「ジェンダー・アイデンティティ」というテーマを通じて、社会的状況に伴って行う人々の性的役割や個性の表出場面を分析し、当事者ならびに他者の相互行為によって生じる感情(望ましい/望ましくない、羨望/嫉妬など)と人間関係へ及ぼす影響について考察する。 |
学習の到達目標 | 現代社会における人々の「ジェンダー・アイデンティティ」とそれに伴う感情ならびに人間関係への影響についての関係性を社会学的視角から分析できるようになる。 |
授業計画 | 第1回 | イントロダクション「演習の進め方について」 |
第2回 | ジェンダーとは何か | |
第3回 | アイデンティティとは何か | |
第4回 | 文献収集と論文執筆方法について | |
第5回 | 感情とジェンダー | |
第6回 | 感情とアイデンティティ | |
第7回 | 個別報告:感情とジェンダーの関連性 | |
第8回 | 個別報告:感情とアイデンティティの関連性 | |
第9回 | 個別報告:ジェンダーに関する自己表出 | |
第10回 | 個別報告:アイデンティティに関する自己表出 | |
第11回 | 個別報告:性的役割と個性の表出における感情管理 | |
第12回 | 個別報告:性的役割と個性の表出における社会的問題性 | |
第13回 | 個別報告:感情表出とコミュニケーション | |
第14回 | ディスカッション:「ジェンダー・アイデンティティ」と感情 | |
第15回 | まとめ |
授業外学習の課題 | 報告者は事前に指示された文献を読み、また課題に取り組み、毎回レジュメを作成して準備しておくこと。 また履修者全員、提示されたテーマの議論に参加するための準備をしておくこと。 |
履修上の注意事項 | 授業全体を通して、アクセス状況と課題提出を重視します。 授業は、同時双方型で実施します。 本演習は参加者の報告が中心となるため、他の履修生の迷惑にならないよう、遅刻や欠席に十分注意すること。 また、次回の報告者を授業内に決めるため、欠席しないように心がけること。欠席する場合は、必ず事前に欠席の連絡をすること。 報告者は指示された文献のレジュメを作成して発表するため、文献講読の際には他の履修者も報告を理解するために必ず指示された文献箇所を読んでくること。 |
成績評価の方法・基準 | 授業への取り組み(報告、レジュメ、議論への参加など)50%と期末レポート50%を総合的に評価する。 |
テキスト | 適宜指示する |
参考文献 | 田中慶子・中根光敏『社会学する原動力』松籟社 田中慶子『どんなムチャぶりにも、いつも笑顔で?!』松籟社 など |
主な関連科目 | 感情社会学演習、感情社会学、感情労働論 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
講義内にて質問・相談を受け付ける。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
人文学部人間関係学科社会学専攻(自専攻科目) | - | 2011~2016 | 2・3・4 |
人文学部人間関係学科社会学専攻(専門演習科目) | FHHS34265 | 2017~2020 | 2・3・4 |