授業コード 20080300 クラス
科目名 都市社会学 単位数 2
担当者 吉田 舞 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 都市底辺層の社会学 Sociology of Urban bottom
授業の概要 ※ 授業の詳細は、第1回目の授業時に紹介する。
本講義の目的は、都市底辺を生きる人々の生活を通じて、グローバル化における都市の変容を分析し、議論することである。具体的には、フィリピンのフィールドワークの事例から、今日のアジアにおける都市をめぐる諸問題について「住まいと仕事」を軸に議論する。
学習の到達目標 都市社会学の理論と方法を国際的な視野で理解し、今日の都市を把握する基本的な枠組みを獲得する。
授業計画 第1回 オリエンテーション:都市の社会学について
第2回 グローバル化と都市:今、アジアの都市でなにが起きているのか
第3回 空間のジェントリフィケーション① 市場経済と都市開発
第4回 空間のジェントリフィケーション② 都市下層と都市底辺層
第5回 空間のジェントリフィケーション③ ギグエコノミー
第6回 空間のジェントリフィケーション④ モールと公園:露店商人の階層化
第7回 空間のジェントリフィケーション⑤ インフォーマルセクターと半失業・非失業層
第8回 ストリートで生きる① ホームレスの国際比較
第9回 ストリートで生きる② ストリートチルドレンとストリートファミリー
第10回 ストリートで生きる③ 都市の先住民
第11回 都市を知る方法① 行きずりのフィールドワーカー
第12回 地域社会を知る方法② 参与観察
第13回 地域社会を知る方法② エスノグラフィー
第14回 開発援助と市民運動
第15回 議論・講義まとめ
授業外学習の課題 各種メディアを通じて提供される国内外の都市の歴史や理論に関する情報に関心を向けその概要を把握すること。また、授業外に小レポートの作成を課すことがある(テーマと締切日は授業中に告知する)。

【追記】第15回目の授業については、レポート課題に代える。課題論文は、J-stageに掲載されている『日本都市社会学会年報』の中から選択する。詳細は授業において指示する。
履修上の注意事項 (1) 私語厳禁。他の受講生に迷惑となる行為を行った場合は、成績を不可とする場合がある。
(2) レポートにおけるコピペ、出席数の不正が発覚した場合、成績を不可とする。
(3) 欠席は5回以上で成績不可とする(就職活動、公式試合も欠席として扱う)
(4) 講義は、履修者の関心及び理解度をふまえ、シラバスを変更して行う場合がある。
(5) 第14回目の授業内で確認テストを行う。
成績評価の方法・基準 小レポート・小テスト60%、平常点40%で評価する。
平常点の一環として授業期間中に複数回小テストを課す。
定期試験は実施せず、レポート課題および確認テストで評価する。
テキスト 必要な時は適宜、講義で資料(印刷物)等を配布する。
参考文献 吉田舞,2018,『先住民の労働社会学ー市場社会の底辺を生きる』風響社.
ニール・スミス,2014,『ジェントリフィケーションと報復都市: 新たなる都市のフロンティア』原口剛訳,ミネルヴァ書房.
主な関連科目 都市社会学B、地域社会学A、地域社会学B、教養講義(文化人類学、アジアの社会と文化)
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業内容や課題についての質問には、適宜対応する。
全授業が終了したのち、成績に関して個別に要望があればフィードバックに応じる。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文学部人間関係学科社会学専攻(社会学専門科目) FHHS23232 2017~2020 2・3・4