授業コード | 20079800 | クラス | |
科目名 | 感情労働論 | 単位数 | 2 |
担当者 | 田中 慶子 | 履修期 | 第3学期 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 現代社会における労働の変容と感情労働 |
授業の概要 | 現代の労働は工場労働から対人サービス業へと変容したことによって、労働場面に応じた喜怒哀楽を表出することが労働力なる。それに伴い、企業ならびに労働者の多くは感情を伴うトラブルや問題を経験し、どのように感情を管理するかが重要な課題となって、解決策を模索している状況にある。 本演習では、感情労働に伴う問題を社会学的課題と位置づけ、感情労働論という視角から労働の変容と感情労働の問題点を考察する。 |
学習の到達目標 | 現代社会における労働の変容と感情労働の関係性を、社会学的な知識を用いて捉える方法を身につける。 |
授業計画 | 第1回 | イントロダクション(講義概要、履修上の注意点について) |
第2回 | 感情労働論とは | |
第3回 | 消費される感情・身体 | |
第4回 | 現代社会における労働の変容と感情労働──ブラック企業を中心に | |
第5回 | 現代社会における労働の変容と感情労働──対人サービス業を中心に | |
第6回 | 現代社会における労働の変容と感情労働──能力と成果 | |
第7回 | 企業と感情労働──感情規則と感情管理・マネジメント | |
第8回 | 企業と感情労働──労働現場での感情をめぐるトラブル | |
第9回 | 感情労働からみる雇用──非正規労働者と正規労働者 | |
第10回 | 感情労働からみる雇用──ケア・介護・医療従事者を中心に | |
第11回 | 感情労働とジェンダー──女性らしさ・男性らしさ | |
第12回 | 感情労働とジェンダー──性が商品となるとき | |
第13回 | 感情労働者と消費 | |
第14回 | 感情労働者と感情労働の対立 | |
第15回 | 総括 |
授業外学習の課題 | 講義中に指定された文献を読んで、授業に臨むこと。 授業に関連した小テストやレポートを実施することがあるため、準備を怠らないこと。 予習復習の目安として、2時間程度取り組むことが望ましい。 |
履修上の注意事項 | 【対面授業】有 【非対面授業】無 〈非対面授業に変更になった場合〉同時双方向:有、オンデマンド:無、課題研究:無 本講義には、精神疾患・性・暴力などに関する描写や情報も含まれる。精神疾患・性・暴力に関する情報に苦手意識や嫌悪感、アレルギーのある人は、履修しないように注意して下さい。 本講義は連続で受講することによって理解を深めていくため、毎回出席をとる。 他の受講生に迷惑になる私語・スマートフォンの使用は厳禁(単位を落とすことになります)。 数回のレポート・小テストを講義時間内外において実施する(提出期限厳守。締め切り後は受け付けません)。 状況によってシラバスの授業計画が前後することがあります。 |
成績評価の方法・基準 | 複数回の課題レポートおよび小テストを合計100点にして総合的に評価する。受講態度によって減点する場合もある。 |
テキスト | 適宜指示する。 |
参考文献 | アーリー・ホックシールド『管理される心──感情が商品になるとき』世界思想社 武井麻子『ひと相手の仕事はなぜ疲れるのか──感情労働の時代』大和書房 講義内で適宜紹介する。 |
主な関連科目 | 感情労働論演習、感情社会学、感情社会学演習 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
講義終了後に適宜対応する。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
人文学部人間関係学科社会学専攻(自専攻科目) | - | 2011~2016 | 2・3・4 |
人文学部人間関係学科社会学専攻(社会学専門科目) | FHHS23227 | 2017~2020 | 2・3・4 |