授業コード | 20067000 | クラス | |
科目名 | 教育史 | 単位数 | 2 |
担当者 | 相馬 伸一 | 履修期 | 後期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 教育と歴史を考える |
授業の概要 | 歴史は、ともすれば過去の些末な事実の蓄積と思われがちです。ゆえに、初等中等教育では好き嫌いが大きく分かれる分野です。また、実践とは無縁ではあり得ない教育学においては、過去を振り返ることにどんな意味があるかと思われがちです。しかし、人間が何らかの挑戦を受け、それに応戦してきた記録である歴史は、意識するとしないのとにかかわらず、私たちの生活や思考の前提となっています。ゆえに、歴史を学ぶことは、私たちの現在を読み解き、未来を選択するための示唆を汲みだすために不可欠なのです。 この授業では、現代の日本の教育が明治期に西洋の教育を受容するなかで大きく変容してきた点を重視し、西洋の教育思想、その日本における受容、さらに第二次世界大戦後の展開について概観し、今日の教育問題の歴史的な背景を理解し、今後の教育の在り方について考えます。そして、歴史の学びをどのように活かすかについても考えていきます。 |
学習の到達目標 | 1.今日の教育を考えるために有意義な歴史的事例について理解することをとおして、現在の教育課題にいかに対処していくかを考えることができる。 2.教育について広く深く考えることのできるリテラシーを高める。 3.歴史を中心に、中学社会に関連する知識を拡大する。 |
授業計画 | 第1回 | 歴史とは何か |
第2回 | 古典古代の教育とその思想 | |
第3回 | 中世の教育とその思想 | |
第4回 | 伝統社会の教育とその思想 | |
第5回 | 学問の制度化と普及 | |
第6回 | 啓蒙主義のインパクト | |
第7回 | 近代国家形成と教育 | |
第8回 | 教育の制度化と問い直し | |
第9回 | 戦争への動員 | |
第10回 | くすぶる戦争 | |
第11回 | 拡大する自己 | |
第12回 | 見失われる道 | |
第13回 | 振り返りレポートの作成 | |
第14回 | 21世紀の課題と教育を考える | |
第15回 | 歴史の教育力 |
授業外学習の課題 | 指定するテキストの該当箇所を事前に精読する。 授業後は、復習のためにもう一度精読する。 講義で紹介する書物、映画や、自身で見つけたコンテンツを鑑賞する。 |
履修上の注意事項 | ①新型コロナウィルス感染対策のために遠隔授業になりますので、各回の課題を決められた期日までに視聴しましょう。期日に遅れた場合は減点となります。 ②評価課題も期日に遅れずに提出しましょう。 |
成績評価の方法・基準 | ・授業内課題 80% 授業の指定する期日の課題に出す小論文によって到達目標の達成度を評価します。 ・授業の振り返り 20% 15回目の授業で行う授業の振り返りを成績評価に加味します。 ・すべて授業を視聴した受講生を成績評価の対象とします。特別な事情があるばあいには、事情を勘案するが、少なくとも3分の2回以上出席しなければ、成績評価の対象にはなりません。 |
テキスト | 『しょうせつ教育原論202X』 相馬伸一 晃洋書房 このほか、補足資料を配布します。 |
参考文献 | 『日本の教育文化史を学ぶ』 山田恵吾 ミネルヴァ書房 |
主な関連科目 | 教育文化史 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
質問・相談があれば、授業後等に対応します。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
人文学部人間関係学科心理学専攻(他学科及び他専攻科目) | - | 2014~2016 | 2・3・4 |
人文学部人間関係学科社会学専攻(他学科及び他専攻科目) | - | 2014~2016 | 2・3・4 |
人文学部人間関係学科社会学専攻(関連科目) | FHHS27211 | 2017~2020 | 2・3・4 |
人文学部教育学科(専攻科目A群) | - | 2016~2016 | 2・3・4 |
人文学部教育学科(専攻科目A群) | FHED22104 | 2017~2020 | 2・3・4 |