授業コード 20064500 クラス
科目名 英語研究特講(ビジネス通訳Ⅰ) 単位数 2
担当者 石塚 浩之 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 英語研究特講(ビジネス通訳I Business interpreting I)
授業の概要 この授業は通訳プログラムのStep 3に位置付けられる。Step 2で培った知識とスキルを活用し、実務を想定した通訳演習を行う。授業ではビジネス・プレゼンテーションなど、主にビジネス現場における場面を想定した訓練を行い、実務に必要な最低限の表現を習得すると同時に、日本語・英語での音声コミュニケーション能力の向上を目指す。また、公式な場でのあいさつなど定型表現に親しみ、これを使った通訳の演習を行う。通訳の方式としては、逐次通訳を基本とするが、並行して同時通訳の演習も行う。
学習の到達目標 1. 通訳訓練を取り入れた自律的な学習を継続する。
2. 実務で必要とされる基本的な知識を英語・日本語の双方で習得する。
3. 実務を想定した簡単な逐次通訳を実践する。
4. 同時通訳の訓練を継続する。
授業計画 第1回 導入と基礎訓練
アテンド通訳
第2回 通訳演習I
通訳演習I:商品企画1
クイックレスポンス
シャドーイング
同時通訳(英日)
第3回 通訳演習I:商品企画2
シャドーイング
リプロダクション
同時通訳(英日)
第4回 通訳演習I:商品企画3
模擬通訳
同時通訳(英日)
第5回 通訳演習I:商品企画4
模擬通訳
同時通訳(英日)
第6回 通訳演習II:顧客満足度調査1
クイックレスポンス
シャドーイング
同時通訳(英日)
第7回 通訳演習II:顧客満足度調査2
シャドーイング
リプロダクション
同時通訳(英日)
第8回 通訳演習II:顧客満足度調査3
模擬通訳
同時通訳(日英)
第9回 通訳演習II:顧客満足度調査4
模擬通訳
同時通訳(日英)
第10回 通訳演習III
式典通訳:概要
逐次通訳(日英)
第11回 通訳演習IV
式典通訳:インプット重点
逐次通訳(日英)
第12回 通訳演習IV
式典通訳:基礎演習
逐次通訳(日英)
第13回 通訳演習IV
式典通訳:完成演習
逐次通訳(日英)
第14回 通訳演習V
国連演説通訳
原稿付き同時通訳(英日)
第15回 総合演習と振り返り
授業外学習の課題 この授業では、教室は各自の学習・訓練の発表の場として位置づける。したがって、予習・復習は極めて重要である。具体的には以下のような活動を求める。授業外の学習は最低2時間は必要。

1. 授業で扱うテーマの背景情報について下調べを行い、日本語・英語の両方で口頭での説明が可能な状態を準備する。
2. 用語集を作成し、クイックレスポンスの練習を行う。
3. 授業で扱った教材を復習し、シャドーイング、リプロダクション、パラフレージング、サマライジングなどの訓練を行う。
4. 授業で扱った教材を繰り返し通訳し、より良いパフォーマンスを目指す。
5. 模擬通訳ではテーマに合わせてプレゼンテーションの準備と同じテーマでの通訳の準備を行う。

提出課題としてAudacityなどを使用する録音課題を課す。学内のPCにはすべてAudacityをインストール済みであるが、自宅等で課題を行う場合、各自で環境を準備すること。詳細は授業内で指示する。
履修上の注意事項 欠席分は指定課題の提出で補うことを認める。また、授業は可能な限り遠隔で実施する。

*この科目の履修可能人数は12名です。原則として「通訳の理論と実践」(Step2) の単位取得を要件としますが、「通訳入門」(Step1) との並行履修も認めます。ただし、授業内容はTOEIC600以上の学力を前提とします。履修希望者は初回授業にTOEICスコアの証明書 (コピー) を提出してください。履修希望者が定員を超えた場合、「通訳の理論と実践」(Step2) の単位取得者を優先し、残席はTOEICスコアに基づき講義初日に調整します。
成績評価の方法・基準 授業への取り組み(60%)、最終課題(40%)。
テキスト 石塚浩之『ビジネスパーソンのための英語発信力強化演習-通訳訓練法でプレゼンテーションを成功させる』(理論社)
参考文献 『トレンド日米表現辞典 第4版』小学館
その他、必要に応じて紹介する。
主な関連科目 通訳入門、通訳の理論と実践、英語研究特講(ビジネス通訳II)
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業中および授業後に、随時対応する。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文学部英語英文学科(専攻科目) 2014~2016 2・3・4