授業コード 20056000 クラス
科目名 教育政策論 単位数 2
担当者 岡本 徹 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 今日の教育政策の分析
授業の概要 「権力に支持された教育理念である(宗像誠也)」と定義される教育政策が、どのような理念に基づき、どのような組織を通して、今日、展開されているのかを明らかにする。
学習の到達目標 1.教育政策はどのような組織や過程を通して策定されているかを理解できる。
2.戦後の教育政策がどのような視点から策定され、展開されてきたかを理解できる。
3.今日の教育政策がいかなるものか、また、そこに通底する大きな力の構造を理解できる。
授業計画 第1回 教育政策とは何か
教育政策の今日的特色1  政治主導
第2回 教育政策の今日的特色2  新自由主義
第3回 新自由主義に基ずく教育政策1
教育への市場原理・競争原理の導入
第4回 新自由主義に基ずく教育政策2
教育制度の多様化
教育における分権化・規制緩和
第5回 課題研究
9月入学制について
第6回 新自由主義に基ずく教育政策3 
目標管理システムによる「小さくて強い国家」
第7回 新自由主義に基ずく教育政策4
ナショナリズム、公共心の強調
第8回 国の教育行政制度
第9回 地方の教育行政制度
第10回 国と地方の教育行政機関の関係
第11回 課題研究
大学共通テストについて
第12回 教育行政制度の課題
第13回 注目すべき今日の教育政策
第14回 課題研究
「新しい時代の教育に向けた持続可能は学校指導・運営体制の構築のための学校における働き方改革に関する総合的な方策について」
第15回 課題研究
「新しい時代の教育に向けた持続可能は学校指導・運営体制の構築のための学校における働き方改革に関する総合的な方策について」
授業外学習の課題 各回において指定するテキストの箇所や配付した資料を熟読し、分からない用語や関連事項は調べるなどして、自分の意見や感想及び質問等を準備しておく。
履修上の注意事項 現代の教育政策問題を取り扱うため、日常的に教育に関連するニュースや言説、特に政策動向に関する情報に関心を持って注意をはらっておくこと。
4回の課題研究以外はすべて同時双方向の授業形態による実施する。
成績評価の方法・基準 11回の小課題と4回の課題研究レポートによって総合的に判断する。
テキスト 岡本徹・佐々木司編著『現代の教育制度と経営』ミネルヴァ書房2016
参考文献 斉藤貴男『教育改革と新自由主義』寺子屋新書2004
藤田英典『義務教育を問いなおす』ちくま新書2005
小川正人『教育改革のゆくえ』ちくま新書2010
主な関連科目 教育制度論
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問は講義中に積極的にして欲しい。そのほか毎授業終了時に受け付ける。メールや研究棟受付カウンターから電話で予約後、研究室でも対応。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文学部人間関係学科心理学専攻(他学科及び他専攻科目) 2014~2016 2・3・4
人文学部人間関係学科社会学専攻(他学科及び他専攻科目) 2011~2016 2・3・4
人文学部人間関係学科社会学専攻(関連科目) FHHS27212 2017~2020 2・3・4
人文学部教育学科(専攻科目A群) 2016~2016 2・3・4
人文学部教育学科(専攻科目A群) FHED22105 2017~2020 2・3・4
健康科学部心理学科(自由選択科目) FHPS40001 2017~2018 2・3・4