授業コード | 20046700 | クラス | |
科目名 | 文化社会学演習B(理論) | 単位数 | 2 |
担当者 | 野村 浩也 | 履修期 | 後期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 植民地主義と犠牲のシステムに関する文化社会学的分析 |
授業の概要 | 「犠牲のシステム」とは、ある者の利益が他の者の生活を犠牲にして生み出され、維持されるシステムのことであり、「植民地主義」とは、このシステムの成立を可能にする思想・運動・政治のことである。奴隷貿易から現在にいたる人種差別は、黒人を犠牲にして利益を奪う行為である。また、在日米軍基地専用施設面積の約70%が集中し、過剰な基地負担の重圧にあえぐ沖縄の現状も、この場合の「犠牲」に相当する。それに対して、植民地主義と犠牲のシステムに抵抗し、乗り越えていくための文化が生み出されてきたのも事実であり、そのような抵抗と解放の文化は、社会学として学ぶべき重要な価値を有する。本演習では、前期の文化社会学演習Aにおいてブラック・ミュージックおよび沖縄に関する文献資料や音声・映像資料を読解する訓練を受けたことを前提に、犠牲のシステムと植民地主義を社会学的に分析する方法について受講生の研究発表を中心に議論する。 |
学習の到達目標 | 文化社会学的分析方法の基礎を学び、研究論文を作成すること。 |
授業計画 | 第1回 | 研究論文とは何か |
第2回 | 論文の書き方 | |
第3回 | 研究テーマの設定 | |
第4回 | 研究スケジュールを立てる | |
第5回 | テーマ設定の検証 | |
第6回 | 書くための目次構成方法 | |
第7回 | 書くための目次の書き方 | |
第8回 | 書くための目次の階層 | |
第9回 | 論文作法01 文脈を考える | |
第10回 | 論文作法02 引用の意図 | |
第11回 | 論文作法03 引用文献の挙示 | |
第12回 | 論文作法04 文章の見直し | |
第13回 | 文献表示の仕方 | |
第14回 | 文献リストの書き方 | |
第15回 | 研究論文の作成 |
授業外学習の課題 | 発表のための文献資料の精読に励むこと。また、発表者は、発表の準備とレジュメ作成。 |
履修上の注意事項 | (1)発表のための資料を精読すること。 (2)毎回出欠を確認する。無断欠席しないこと。遅刻しないこと。 【対面授業】有 【非対面授業】無 <非対面授業に変更になった場合> 同時双方向:有、オンデマンド:無、課題研究:有 |
成績評価の方法・基準 | 発表(40%)、授業への取り組み(20%)、期末レポート(40%)。 【期末試験】無 |
テキスト | 第一回目の授業で提示する。 |
参考文献 | エドワード・サイード『オリエンタリズム』平凡社 フランツ・ファノン『地に呪われたる者』みすず書房 マルコムX『マルコムX自伝(上・下)』中央公論新社 ポール・ギルロイ『ブラック・アトランティック』月曜社 屋良朝博『誤解だらけの沖縄・米軍基地』旬報社 |
主な関連科目 | |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
(1)授業中に質問の時間を設ける。 (2)授業時間終了後は教室および研究室にて随時質問を受け付ける。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
人文学部人間関係学科社会学専攻(自専攻科目) | - | 2011~2016 | 2・3・4 |
人文学部人間関係学科社会学専攻(専門演習科目) | FHHS34257 | 2017~2020 | 2・3・4 |