授業コード 20030600 クラス
科目名 犯罪社会学B 単位数 2
担当者 狩谷 あゆみ 履修期 第4学期
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 社会問題と犯罪2
授業の概要 私たちは「犯罪に巻き込まれたくない」「犯罪に関わりたくない」と思いながら、マスメディアで報道される様々な事件に釘付けになるのはなぜだろうか。犯罪とは、私たちの生きている社会を映し出す鏡のようなものであり、犯罪社会学は、様々な角度から犯罪を分析することによって,社会の有り様を理解していく学問である。本講義では、犯罪社会学Aで学んだ理論的枠組みや概念を様々な具体的事例に応用することを目的とする。具体的には、「子どもと犯罪」「貧困と犯罪」「ジェンダー/セクシュアリティと犯罪」「家族と犯罪」などを事例とし、犯罪と社会との関係について考察していく。
学習の到達目標 社会問題と犯罪を例として、犯罪を社会学的に考察していく方法と視角を身につけることを学習の到達目標とする。
授業計画 第1回 講義概要、履修上の注意点説明
第2回 犯罪社会学の方法と視点
第3回 貧困と犯罪
第4回 労働の場としての刑務所
第5回 「下層」の犯罪化について
第6回 「子ども」と犯罪
第7回 貧困と犯罪、「子ども」と犯罪についてのまとめ
第8回 家族という「監獄」〜自己の無力化について
第9回 正常と異常の間には
第10回 「責任能力」とは何か
第11回 ジェンダー化される身体
第12回 「女性犯罪」とは何か
第13回 「男らしさ」と犯罪1〜暴力の正当化
第14回 「男らしさ」と犯罪2〜「本能」という犯行動機
第15回 社会問題と犯罪に関するまとめ
授業外学習の課題 様々な事件や犯罪を事例とするため、日頃から新聞やテレビ、インターネットを通じて犯罪に関する情報を収集しておくこと。
履修上の注意事項 【対面授業】無 【非対面授業】有(オンデマンド)
課題や感想などの小レポート、2回行う小テストとも提出期限を設ける。うっかり忘れて提出期限を過ぎないよう注意すること。
成績評価の方法・基準 【期末試験】無
小テスト70%(2回)、課題や感想などの小レポート30%を目安に総合的に判断する。小テストは2回行い、1回目のテストを受けていない場合は2回目のテストを受けることができない。
テキスト 使用しない
参考文献 牧野雅子,2019,『痴漢とはなにか 被害と冤罪をめぐる社会学』エトセトラブックス
主な関連科目 ライフデザイン論、社会学理論など社会学関連の講義科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
メールによる質問や相談に応じる。課題に対するフィードバックは随時対応する。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文学部人間関係学科社会学専攻(自専攻科目) 2011~2016 2・3・4
人文学部人間関係学科社会学専攻(社会学専門科目) FHHS23209 2017~2020 2・3・4