授業コード | 20026200 | クラス | |
科目名 | 社会学理論Ⅰ | 単位数 | 2 |
担当者 | 田中 慶子 | 履修期 | 前期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 社会問題の捉え方“構築主義的アプローチ” |
授業の概要 | 本講義では、社会学という学問において社会問題を捉える際の基礎的な知識・方法論となる“構築主義的アプローチ”を理解することを目的とする。現代日本社会における様々な社会問題が、社会のメンバーによって構成され、変えられ、再構成され、また社会政策も作られ、変化し、再構成されていくことを理解する。 |
学習の到達目標 | 社会学の方法論である“構築主義的アプローチ”を習得し、現代日本における様々な社会問題について社会学的な視角から捉えられるようになる。 |
授業計画 | 第1回 | イントロダクション:講義の概要、履修上の注意事項について |
第2回 | 社会問題と社会政策 | |
第3回 | 社会問題の「機能的定義」 | |
第4回 | 社会問題の「規範的定義」 | |
第5回 | 社会問題と逸脱 | |
第6回 | 社会問題と社会構成員 | |
第7回 | 構築主義的アプローチについて①クレイム申し立て活動 | |
第8回 | 構築主義的アプローチについて②社会問題の定義 | |
第9回 | 構築主義的アプローチについて③政策・ルールとの関連 | |
第10回 | 構築主義的アプローチについて④社会問題および政策の構成と再構成 | |
第11回 | 構築主義的アプローチによる分析①クレイム申し立て活動 | |
第12回 | 構築主義的アプローチによる分析②作られる社会問題と政策 | |
第13回 | 構築主義的アプローチによる分析③語彙 | |
第14回 | 構築主義的アプローチによる分析④構築主義アプローチにおける限界 | |
第15回 | まとめ |
授業外学習の課題 | 講義中に指示された文献や課題にあたって授業にのぞむこと。 社会問題として何が取り上げられているのか、新聞やテレビなどで情報収集し、復習を行うこと。 予習復習の目安として、2時間程度取り組むことが望ましい。 |
履修上の注意事項 | 授業全体を通して、アクセス状況と課題提出を重視します。 授業は、同時双方型で実施します。 ・数回のレポートもしくは小テストを講義時間内外で、Moodleを使用して行う。提出期限厳守。 ・状況によって、シラバスにある授業計画が前後することがあります。 |
成績評価の方法・基準 | 授業内外での課題レポートおよび小テストを合計100点で総合的に評価する。 |
テキスト | 特に使用しない。必要に応じて、適宜資料およびプリントを配布する。 |
参考文献 | キツセ&スペクター『社会問題の構築──ラベリング理論をこえて』マルジュ社 草柳千早『「曖昧な生きづらさ」と社会──クレイム申し立ての社会学』世界思想社 中河伸俊・北澤毅・土井隆義編『社会構築主義のスペクトラム──パースペクティブの現在と可能性』ナカニシヤ出版 |
主な関連科目 | 初年次セミナー |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
講義中および講義終了後に受け付ける。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
人文学部人間関係学科社会学専攻(自専攻科目) | - | 2011~2016 | 2・3・4 |