授業コード 20011900 クラス
科目名 倫理学概論Ⅰ 単位数 2
担当者 宮坂 和男 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 倫理学の基礎的理論
授業の概要 西洋倫理学の基本的事項について見る。西洋の倫理学説は、大きく見て、「義務倫理学」の立場か「価値倫理学」の立場をとる。両者の相違についてまず見、それに当てはめながら代表的な倫理学説について検討する。
学習の到達目標 倫理・道徳について考えるための理論的枠組みを知ることができる
授業計画 第1回 序「義務倫理学」と「価値倫理学」との違いについて。
半年間の講義計画について
第2回 Ⅰ.古代ギリシャの倫理思想、
0.ソクラテス
 プラトンの師としてソクラテスが果たした役割について論じる。
第3回 1.プラトン(その1)
 プラトンの生涯、人物像の概観
 プラトンがソクラテスの引き継いで哲学を本格的に開始したことを見る。
第4回   プラトン(その2)
 プラトンの代表的学説であるイデア論について検討する。
第5回 プラトン(その3)
 前回の継続。
第6回 2.アリストテレス(その1)
 アリストテレスの生涯、人物像、
 アリストテレスがプラトンの弟子であったにもかかわらずプラトンを批判した事情を見る。
第7回   アリストテレス(その2)
 アリストテレスのプラトン批判の内容を引き続き見る。それに基づいて、アリストテレスがどのような倫理思想を示したか、その概要を見る。
第8回   アリストテレス(その3)
 アリストテレスの倫理思想の中心概念であった「中庸」について見る。
第9回   アリストテレス(その4)
 アリストテレスの幸福論について検討する
第10回 Ⅲ.近代の倫理思想
1.カントの倫理学(その1)
 カントの生涯、人物像、カント倫理学の基本的性格などについて概説する。
第11回   カントの倫理学(その2)
 カント倫理学の重要概念について検討する。仮言命法と定言命法の区別、道徳法則を表すものとして定言命法という概念が提示されたことを見る。
第12回   カントの倫理学(その3)
 カントが示した定言命法の法式について見る。
第13回 2.功利主義(その1)
 カント倫理学とは正反対の倫理思想として、功利主義の考え方を検討する。代表的な功利主義者であった J.S.ミルの思想について概説する。
第14回   功利主義(その2)
 前回に引き続いて、J.S.ミルの思想について検討する。
第15回 Ⅲ.義務倫理学と価値倫理学の統合
 カントの義務倫理学と功利修理を結びつけようとした、ヘアの倫理思想を概観する。
授業外学習の課題 ・配布されたプリントを熟読すること。
・参考図書を読むこと。
履修上の注意事項 ・すべての授業を非対面で行います。授業の動画をShudo Moodleにアップします。オンデマンドで視聴して下さい。
・どのような問題意識のもとで講義が行われているか、つねに注意するようにして下さい。
 
【追記】諸々の事情で講義のやり方に関して大きな変更が生じるかもしれません。変更の具体的な内容は Shudo Moodle 等で通知します。注意して見るようにして下さい。
成績評価の方法・基準 試験は行いません。
「動画視聴の記録」の提出を前提として、2回のレポートの内容に基づいて評価します。
【追記】諸々の事情で成績評価の方法や基準に関して大きな変更が生じるかもしれません。変更の具体的な内容は授業の中で通知します。注意して聴くようにして下さい。
テキスト なし
参考文献 授業中にそのつど紹介する。
主な関連科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問は常時受け付ける。また、カードに書いて授業後に提出することもできる。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文学部教育学科(教職専門科目群) 2016~2016 1・2・3・4
人文学部教育学科(教職専門科目群) FHED14311 2017~2020 1・2・3・4
法学部法律学科 2013~2016 1・2・3・4
法学部法律学科 FHED14311 2017~2017 1・2・3・4
法学部法律学科(学部関連科目) FLLA11003 2018~2020 1・2・3・4
法学部国際政治学科(G群) 2007~2016 1・2・3・4
法学部国際政治学科(G群) FLIP10703 2017~2017 1・2・3・4
健康科学部心理学科(心理学) FHPS42003 2017~2020 1・2・3・4
国際コミュニティ学部国際政治学科(学部関連科目) FGGP11009 2018~2020 1・2・3・4
国際コミュニティ学部地域行政学科(学部関連科目) FGRA11009 2018~2020 1・2・3・4