授業コード | 20003400 | クラス | |
科目名 | 学習心理学 | 単位数 | 2 |
担当者 | 坂田 省吾 | 履修期 | 後期夏季集中 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 学習心理学 Learning and Behavior |
授業の概要 | 私たちは日々さまざまなことを学びながら,状況に応じて行動を変容させています。学習心理学とは,私たちが何をどのように学ぶのか,学んだ結果がどのように行動に反映されるのかについて研究する学問です。動物を用いた研究が主流ですが,そこで得られた知見は,臨床・教育・福祉といった他の心理学の分野にも大きく影響しています。本講義では,馴化,古典的条件づけ,オペラント条件づけ(道具的条件づけ)を中心に解説し,関連する諸領域の最近の研究についても言及します。 |
学習の到達目標 | 学習心理学で使用される専門用語を理解し,日常生活の中での行動を学習心理学的観点から説明できる。 |
授業計画 | 第1回 | 学習とは何か,学習心理学とは何をどのように研究する学問か |
第2回 | 生得的行動と学習 | |
第3回 | 馴化と鋭敏化,その生理的メカニズム | |
第4回 | 馴化と鋭敏化の応用 | |
第5回 | 古典的条件づけ1-基本的特徴 | |
第6回 | 古典的条件づけ2-信号機能,複雑な古典的条件づけ,レスコーラ=ワグナー・モデル | |
第7回 | 古典的条件づけ3-学習の内容と発現システム | |
第8回 | オペラント条件づけ1-基本 | |
第9回 | オペラント条件づけ2-強化・消去・強化スケジュール | |
第10回 | オペラント条件づけ3-刺激性制御-弁別と般化 | |
第11回 | オペラント条件づけ4-その応用としての行動療法・プログラム学習アプローチ | |
第12回 | 概念学習・観察学習・問題解決 | |
第13回 | 記憶と学習 | |
第14回 | エピソード記憶とメタ記憶 | |
第15回 | まとめ |
授業外学習の課題 | 1.教科書の該当箇所を予め読んでおくこと。 2.予め各回で使用するキーワードを提示するので,用語の意味を調べノートにまとめておくこと。 上記二つの課題には約60分を要する。 |
履修上の注意事項 | 【対面授業】無 【非対面授業】有 同時双方向型のオンライン授業をします。課題有り。 何回かの講義終了後,授業の内容に関する課題を出します。またリアクション・ペーパーを提出してもらいます。このリアクション・ペーパーでは,それまでの回の内容に関連した問題への解答,質問事項を記入してもらいます。 心理学概論を受講しておくことが望ましい。 |
成績評価の方法・基準 | 【期末試験】無 課題(60%)、授業の取り組み姿勢(40%)で評価します。 |
テキスト | 実森正子・中島定彦 (2019). 「学習の心理: 行動のメカニズムを探る」第2版 サイエンス社 |
参考文献 | メイザー J. E. 磯 博行・坂上貴之・川合伸幸 (訳) (2008). 「メイザーの学習と行動」日本語版第3版 二瓶社 今田寛・宮田洋・賀集寛 (2016). 「心理学の基礎」四訂版 倍風館 伊藤正人 (2005). 「行動と学習の心理学」 昭和堂 今田寛 (1996). 「学習の心理学」 倍風館 川合伸幸 (2006). 「心の輪郭」 北大路書房 |
主な関連科目 | 認知心理学,生理心理学 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
質問は講義中に積極的に行って下さい。またリアクション・ペーパーに質問事項を記入してもらえば,次回の講義の冒頭で可能な限り解説を行います。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
人文学部人間関係学科心理学専攻(自専攻科目) | - | 2014~2016 | 1・2・3・4 |
人文学部人間関係学科社会学専攻(他学科及び他専攻科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 |