授業コード 12020300 クラス
科目名 会計監査論Ⅰ 単位数 2
担当者 政岡 孝宏 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 会計監査の基礎について学ぶ(AuditingⅠ)
授業の概要 「会計不信」、「監査不信」という言葉に象徴されるように、近年、巨額の会計不祥事が多発しています。エンロン、ワールドコム、カネボウ、ライブドアといった歴史に残る粉飾事件はもちろん、オリンパス、東芝といった大企業の不正会計事件は、みなさんの記憶にも新しいでしょう。なぜこのような事件が起きてしまったのでしょうか。公認会計士はいったい何を監査していたのでしょうか。そもそも監査とは何をするものなのでしょうか・・・いま、監査に対する社会の関心が高まっています。
会計監査論Ⅰでは、企業の公表する財務諸表に関する監査(財務諸表監査)を中心に、日本の会計監査の基礎について学びます。
なお、授業計画は、授業の進度によって若干変更する場合があります。
学習の到達目標 現代社会において、会計監査が果たす役割について理解を深めてもらうこと。公認会計士の資格に関心を持ってもらうこと。
授業計画 第1回 イントロダクション
第2回 監査の基礎知識(1)財務諸表監査の必要性
第3回 監査の基礎知識(2)財務諸表監査の目的と機能
第4回 監査の基礎知識(3)監査の歴史
第5回 金融商品取引法監査制度
第6回 会社法監査制度(1)株式会社の機関
第7回 会社法監査制度(2)機関設計
第8回 会社法監査制度(3)「大会社×公開会社」と監査
第9回 会社法監査制度(4)監査役監査、監査等委員会監査、監査委員会監査
第10回 会社法監査制度(5)会計監査人監査
第11回 公認会計士制度
第12回 監査基準(1)総論
第13回 監査基準(2)一般基準とは
第14回 監査基準(3)人的基準と行為基準
第15回 会計監査論Ⅰのまとめテストと解説
授業外学習の課題 授業中に取り上げた条文や基準について、会計法規集等で必ず確認しておいて下さい。併せて、図書館やデータベースを活用して、日頃から新聞や雑誌等で会計(特に監査)に関する情報を積極的に集めるようにしてください。授業時間外の学習(情報収集を含めた授業の復習)に要する目安時間は3時間程度です。
その他、公認会計士試験などのより発展的な学習を望む学生については別途相談に乗ります(相談に際しては、下記の<質問・相談への対応>を参照してください)。
【追記】講義中に宿題を課します。翌週の授業の冒頭で課題への取り組み状況を確認しますので忘れずに準備してください。
履修上の注意事項 この授業は、Google Classroomを使用した動画配信を行う「オンデマンド形式」で実施します。別途meetで質疑応答を行うこともありますので、Classroomでの連絡事項を見落とさないようにして下さい。
授業中、頻繁に監査基準や会社法等の条文を参照してもらいます。特に監査基準について学ぶ際には会計法規集等(コピー可)を必ず用意してください。
成績評価の方法・基準 まとめテスト70%、提出課題等30%で評価します。
テキスト 配付レジュメを使用します。
参考文献 『会計法規集』『会計監査六法』『監査法規集』など、「監査基準」が記載されているもの(できれば「会社法」、「金融商品取引法」も記載されているものが好ましい)。その他の参考文献については授業中に適宜紹介します。
主な関連科目 財務会計論などの上級会計科目。
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
メール、Google Classroomや定期的に開催するオンラインオフィスアワーで質問等を受け付けます。メール等で寄せられた質問については、内容にかかわるものに関しては原則として翌週までにGoogle Classroomでも共有します。また、授業中に課した課題等については、同日または一定期日内に模範解答等を示すとともに、全体講評をフィードバックします。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
商学部商学科(C群) 2012~2016 3・4
商学部商学科(C3群) FCBS33309 2017~2020 3・4
商学部経営学科(C群) 2012~2016 3・4
商学部経営学科(C1群) FCBA33111 2017~2020 3・4